サスペンス・ホラー

怖い話『デジャブ』

 

大学内の親睦を兼ねた、サークル対抗のボーリング大会が開催された時のこと。

ボーリング大会を無事に終え、解散します。

 

サークルの者がそれぞれの車に乗り込みます。

 

「じゃあねー」

 

「またねー」

 

最初の一団が車の窓から手を振りながら、ボーリング場の地下パーキングエリアを出て、帰路につきます。

それを主催者たちが、手を振り返して見送ります。

しばらくして、次の一団が地下パーキングエリアから出てきました。

 

「じゃあねー」

 

「またねー」

 

車の窓から手を振りながら、ボーリング場をあとにして行きました。

 

「あれ?いまのサークルさっき出ていかなかった?」

 

「ああ、おれもそんな気がしてた」

 

それ以来、そのサークルは「デジャ部」と呼ばれるようになった。

 

文章:百百太郎

 

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