04月15日生まれ5歳。
NANAを保護してしばらくしたある日、『真っ白でモフモフの猫が欲しい』と言い出した姉のもとにやってきたのが諭吉です。
この子もまた野良猫なのですが、すごく良い天気の時に散歩に出た姉が、急に保護してきた子なのです。
諭吉には兄弟がいたのですが、1頭は短毛で諭吉は長毛。2頭は既にお家が決まっているようだったのですが、姉は迷うことなく話をしたようです。
すると、別宅の方は短毛の子が欲しいとのことで、長毛の子をどうするか悩んでいたと言うことだったのです。
姉は2頭を連れて病院へ行き、長毛の子を我が家に連れて帰ってきました。
『なぜ諭吉って名前なの?』と尋ねると、姉は顔を赤くしながら『先生がユキ1と呼んでいるのがユキチと聞こえたから』と言われ、思わず笑ってしまいました。
諭吉はお調子者で好奇心も多く、NANAにちょっかいを出してはよく怒られていました。
それは今でも変わらないのですが、姉はいつも諭吉で癒されています。
寒い時期には、誰よりも先に布団にもぐりこんで姉の横で寝ています。
諭吉は外から色んな物を持って帰ってくるのですが、いくら可愛い諭吉でも姉にゴキブリをプレゼントしては雷が落ちます。
ゴキブリは姉にとって天敵。
いつも私が仕留めています。
諭吉は、NANAや他の猫よりも、猫離れした犬のような、人間の子供のような性格をしています。
一日中走り回って、一日中イタズラをして、夜には横で丸くなる。
不思議で穏やかで目が離せない我が家の末っ子です。
文章:維楓
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