コラム

物語の一巻目を簡単に解説! 第一回【シャドーハウス】

 

今回から、物語の一巻目を簡単に解説! のコーナーをやっていきたいと思います。

記念すべき第一回目はヤングジャンプコミックスから【シャドーハウス】著ソウマトウです。

 

まずこの本……表紙の素材がとても高級感があります。

 

とまぁ、本編へいってみましょう。

「シャドー家」人々は顔がありません。なので自身の顔として「生き人形」を従えます。

そんなシャドー家のケイトと生き人形のエミリコの話です。

 

ケイトとエミリコの関係はまさに主人とメイドです。しかし普通のそれと違うのはケイトから「黒いすす」がでてエミリコがそれを掃除することです。

印象に残ったのが、ずっとケイトの部屋にいたエミリコが11話でひょんなことから部屋の外にでてしまうのですが、二人と同じ関係のシャドーと生き人形のサラとミアに出会います。ケイトとエミリコはときに、友人のように接する場面がありましたが、サラとミアはまさに人形(自分の代わり)として連れているようで、今後ケイトとエミリコの関係がかわっていくのか気になりました。

 

漫画でありながらキャラクターに動きがあり、とくにエミリコはよく動くキャラクターなのでそれが映えていました。

カバー裏もシンプルながら物語に沿ったデザインで魅力的です。

読みやすいな内容でありながら、不思議で引き込まれていくそんな作品でした。

 

文章:マフユノダリア

 

関連記事

関連記事

  1. 小説:『友達のいない男は、クラスメイトの男性恐怖症克服に協力させ…
  2. ショートショート:『心はひとつの出来事で救われる』
  3. 物語の一巻目を簡単に解説! 第四回【Rosen Blood】
  4. 広井良則『持続可能な医療─超高齢化時代の科学・公共性・死生観』(…
  5. 短編小説:『寝過ごして』
  6. 自分も相手も大切にするコミュニケーション 「アサーティブ・コミュ…
  7. 小説:『自分の道(7)』
  8. 吉田徹『アフター・リベラル』講談社現代新書

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP