第二回は漫画にさらにはアニメになった小説【GOSICK-ゴシック-】の一巻を解説していきたいと思います。
ソヴィール王国に留学している久城一弥と彼の通う学校一の変わり者ヴィクトリカ・ド・ブロワの二人がゆく先々で起こる事件を解決する推理小説です。
一巻ではヴィクトリカの兄であるグレヴィール・ド・ブロアがヴィクトリカに事件の解決をしてもらおうと彼女のいる大図書館の最上階にある植物園に赴くのですが、兄妹の仲はあまりよくないよう、しかしヴィクトリカは事件を解決。翌日新聞にはグレヴィールを賛美する見出しが出ていて一弥は憤り、グレヴィールに抗議した結果、事件解決の報酬としてもらったヨットでともに遊びに行くことになります。
当日、ヴィクトリカはヨットで招待状を発見します。そして一弥とヴィクトリカは招待状に示された豪華客船に乗り込みます。
その船は昔、こどもを乗り込ませ殺し合わせて賭け事がおこなわれたQueen Berry号を模したものでした。
船内ではその賭け事をおこなった政府高官たち、そのほかに舞台俳優のネッド・バクスター、炭坑主の娘のジュリィ・ガイル、それに一弥とヴィクトリカが乗り込みましたが、政府高官が何者かによって殺害されてしまいます。
残った政府高官とネッド、ジュリーに一弥とヴィクトリカは豪華客船からの脱出を図ります。
しかし、船には脱出するのを阻む大きな壁が、またこの豪華客船での事件の犯人とは?
一弥やヴィクトリカなど登場人物に可愛げがあり、読んでいて楽しかったです。作者の桜庭一樹のあとがきも必読ですよ!
アニメや漫画にもなっている作品です。よろしければそちらもチェックしてみてはどうでしょうか?
文章:マフユノダリア
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