『春から新社会人となる人達へ』
言っておきたいことは色々とありますが...
この春から新社会人となる人の中には、期待や不安を持っている人もいると思います。
私は3回転職した経験があるのですが、最初に就職した会社のことは、今でも良く覚えています。
最初は分からないことが多く、仕事がキツイと思ったこともありますが、同僚との楽しかった思い出もあります。
その経験から、言っておきたいことは色々とあるのですが、今回は不安をやわらげることを中心に述べたいと思います。
いきなり仕事ができるわけではない
私が初めて就職した会社では、コンピュータの専門学校を卒業していたこともあり、プログラムの修正や変更に関しては理解できることもありました。
しかし、業務については分からないことだらけでした。
顧客から「得意先元帳が出ない」と言う電話を受けた時に、
「とくいさきもとちょう・・・?」と、何を言っているか分かない状態だったのです。
業務については学校では学びません、分からなくても当たり前です。
気にする必要はありません。
ただ、分からないことはそのままにせず、先輩に聞いて覚える必要があります。
聞くことも仕事なのです。
ただし、先輩に何度も聞かないように、メモは取りましょう!
最初は我慢も必要!...でも
最初は分からないことだらけですから、我慢して覚えていくしかありません。
私も最初は3年我慢しました。
しかし、会社が社員や顧客に対して理不尽なことをし、我慢できない場合はいつでも辞表を出すつもりで働いていました。
私の場合は学生時代のバイトで、2トントラックの運転を経験していましたから、いつ会社を辞めてもバイトで生活できると思っていました。
そう思うと気が楽だったのです。
だだ、会社に落ち度がないのであれば、自身のスキルアップができるまで、少し我慢した方が良いと思います。
その方が転職に有利ですし、転職により収入も増やせます。(私の場合収入は増えました)
働いているのは普通の人達です
初めて就職した会社で実際に経験したことです。
当時、メーカーのショールームへ良く行っていたのですが、そのメーカーで働いてる人から「○○さんちょっと教えて」と言われたのです。
その人は私より3歳年上の女性で、有名公立大学の理工学部を卒業された人でした。
プログラムが動かなくて困っていると言うのです。
そのプログラムを見ると、初歩的なミスがありました。
カウントする数字を1桁で設定していたのです。
(プログラムにも色々な種類があり、使用する数字の桁数を設定するプログラムもあるのです)
1桁と言うことは0からカウントした場合10になると、オーバーフローをして下1桁の0と認識します。
カウントが10になると0に戻るので永遠とカウントだけしている状態(永久ループ)になり、止まっているのと同じことになるのです。
有名な公立大学を卒業した人でも初歩的なミスをするのです。
スーパーマンなんかいません、みんな普通の人です。
そう思うと少しは気が楽になりませんか?
時が経てば最初の仕事が簡単に思える
最初の会社で働き初めた頃、プログラムの修正や変更をしていた時には、「このプログラムを作った人は頭の良い人なんだ」と思っていました。
しかし、2年も経つと最初の頃に修正や変更をしていたプログラムのことを、
「大したことないな、今の俺ならもっと簡単に分かりやすく作れる!」と思えるまでに変化していたのです。
2年の間に難しいプログラムを複数作っていたために、スキルアップし、自信が付いていたのです。
時間が経てば誰でも仕事ができるようになります。
最初はできなくても、気にしないで下さい。
1年後、2年後には見違えるほど仕事ができるようになっていますから・・・!!
文章:エムユー
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