画像:尼崎市農業公園で収穫した梅の実
【全貌】梅の健康パワーで残暑を乗り切ろう!
日本の伝統食材「梅」には、私たちの身体に嬉しいさまざまな効果があります。
古くからある言い伝えに、「梅はその日の難逃れ」「梅は三毒を絶つ」といったものがあります。
昔から、梅干しには殺菌作用などがあると言われてきましたが、近年の研究により健康に良い成分がたくさん含まれていることが分かってきました。
このコラムでは、梅の嬉しい健康効果についてご紹介します!
整腸作用
梅に含まれるポリフェノールの一種「エポキシリオニレシノール」は、腸内の悪玉菌の増殖を抑制する働きをもちます。
また、腸に炎症を起こしたマウスに梅の抽出物を与えると、炎症を促進させるサイトカインと呼ばれるものの抑制が観察されたことから、梅が腸の炎症を抑える可能性が指摘されています。
他にもピロリ菌や大腸菌の増殖を抑制することが知られていて、梅は胃腸の健康を保つと言えます。
殺菌効果
梅に含まれるクエン酸は、殺菌・抗菌効果に優れています。
サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌などの食中毒菌の増殖を抑えてくれますし、お腹に入ると胆汁の働きを活発にするので、食中毒の予防になります。
また、胃がんとの関連も指摘されるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を抑制する効果があることが和歌山県立医大のグループによって示されました。がん予防まで期待できる食品と言えそうです。
疲労回復効果
梅にはクエン酸をはじめとする有機酸が多く含まれており、これらが糖質の代謝を活性化させ、栄養をエネルギーに変換する回路をスムーズに作用させる働きを持ちます。
そのため、疲労がたまりにくい身体づくりにとても役立ちます。夏バテのような暑さにへとへとになる疲れに対しても梅が有効である可能性が示されています。
抗酸化力
活性酸素は老化の原因とされています。梅には梅リグナンと呼ばれるポリフェノールやビタミンEが多く含まれていて、これらは強い抗酸化力を持っています。
ですので、アンチエイジング効果や美肌効果が期待できるのです。
血糖値抑制作用
梅の成分であるオレアノール酸には、血糖値の上昇に関連する酵素を抑制する働きがあるといいます。
梅の抽出物には、いくつかの炭水化物消化酵素の活性を抑える作用があることが知られていて、ラットを使った実験で、食後の血糖上昇を穏やかにすることが確認されています。
骨の健康
カルシウムがクエン酸と結びつくことで溶けやすくなり、腸からの吸収が良くなります。
梅に含まれるウバオールやコロソリン酸は骨の強化に効果があるとされています。
梅の抽出成分に、骨を破壊する細胞(破骨細胞)の活性化を阻害したりする効果があることが発見されました。
梅の日常的な摂取が骨の健康維持にとても有効なのです。
脂肪がつきにくくなる
梅に含まれるバニリンという成分には、脂肪細胞を刺激して脂肪燃焼を促進させる働きがあります。梅干しなどを温めるとこの成分はアップするので、「焼き梅」などにすると効果バツグンです。
食欲増進
梅の酸味成分は、唾液の分泌を促し食欲を増進させます。
加えて、胃液やその他の消化酵素の分泌を高めて消化吸収を助けてくれます。
夏バテで食欲が落ちてしまったときに、梅を食べるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
このように、梅には驚くべき健康効果があります。
まだまだ暑いですが、梅干しや我らが梅シロップ「あまうめ城っぷ」で乗り切っていきましょう!
文章:増何臍阿
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