暑い時期、のどが渇いたときに、近くの自動販売機で缶コーヒーや缶ジュースを
買って飲んだりしますよね。
筆者も、缶コーヒーを買って飲むことが良くあります。
そのときに、缶コーヒーには「スチール缶」が多いなと思いました。
缶ビールは「アルミ缶」だし、その違いは何かと思い調べてみました。
「アルミ缶」は軽量なので輸送コストが軽減されたり、
熱伝導率が良く、加熱や冷却が短時間ででき、自動販売機などの電気代を
低く抑えることができるというメリットがあるようです。
缶ビールは早く冷やした方が良いから「アルミ缶」になるわけですね。
だったらどうして缶コーヒーも「アルミ缶」にしないのかと思いますよね。
その訳は、缶の内容物により、それぞれに合った殺菌方法があるからだそうです。
コーヒーや果汁などは、缶に入れてから加圧して高温で殺菌する必要があるのです。
このとき強度のある「スチール缶」の方が向いているわけです。
高温で殺菌した後に温度が下がってくると缶内の圧力が外部の大気圧より低くなるので、
強度の弱い「アルミ缶」ではへこんでしまうそうです。
しかし、現在は技術の進歩により、缶コーヒーにも「アルミ缶」の使用が可能となるなど、
容器使い分けの制限が徐々になくなってきているようです。
ただ、缶コーヒーを「アルミ缶」にするために、新しい製造機械を導入するコストを考慮すると、
当面は「スチール缶」が続くと思いますが...
文章:エムユー