雑学

なぜ缶コーヒーには「スチール缶」が多い?

 

暑い時期、のどが渇いたときに、近くの自動販売機で缶コーヒーや缶ジュースを

買って飲んだりしますよね。

筆者も、缶コーヒーを買って飲むことが良くあります。

そのときに、缶コーヒーには「スチール缶」が多いなと思いました。

缶ビールは「アルミ缶」だし、その違いは何かと思い調べてみました。

 

「アルミ缶」は軽量なので輸送コストが軽減されたり、

熱伝導率が良く、加熱や冷却が短時間ででき、自動販売機などの電気代を

低く抑えることができるというメリットがあるようです。

缶ビールは早く冷やした方が良いから「アルミ缶」になるわけですね。

 

だったらどうして缶コーヒーも「アルミ缶」にしないのかと思いますよね。

その訳は、缶の内容物により、それぞれに合った殺菌方法があるからだそうです。

コーヒーや果汁などは、缶に入れてから加圧して高温で殺菌する必要があるのです。

このとき強度のある「スチール缶」の方が向いているわけです。

高温で殺菌した後に温度が下がってくると缶内の圧力が外部の大気圧より低くなるので、

強度の弱い「アルミ缶」ではへこんでしまうそうです。

 

しかし、現在は技術の進歩により、缶コーヒーにも「アルミ缶」の使用が可能となるなど、

容器使い分けの制限が徐々になくなってきているようです。

ただ、缶コーヒーを「アルミ缶」にするために、新しい製造機械を導入するコストを考慮すると、

当面は「スチール缶」が続くと思いますが...

 

文章:エムユー

関連記事

  1. 世界の国と国旗☆第55回目 グアテマラ共和国
  2. 世界の国と国旗☆第31回目 オーストラリア連邦
  3. 郵便ポストの色が赤いのはなぜ?
  4. 小径タイヤ(ミニベロ)自転車を使う時の注意点
  5. ワールド・キャット・デイ!
  6. いつの時代も主婦は大変
  7. 世界の国と国旗☆第15回目 イギリス
  8. 世界の国と国旗☆第45回目 カンボジア王国

おすすめ記事

生を肯定する哲学についての覚書

はじめに孤独は、人間に課せられた一種の刑罰である。刑罰であるなら、それは苦し…

21世紀枠の甲子園出場校が姿を消した(2021年3月26日)

 具市川商業が福岡大大濠に4-8で敗北しました。これにより、21世紀枠で出場した4校…

企業は障害者雇用を本当はしたくない

 企業は障害者雇用を本当はしたくないのです。障碍者雇用率が政府の規定を超えないと、政…

阪急電鉄『甲東園駅』と周辺紹介

 阪急甲東園駅は兵庫県西宮市甲東園1丁目にある阪急今津線の駅です。甲東園の地主・実業…

京阪電車において、8000系快速急行を代走運用(2022年8月)

 『京阪電車において、8000系快速急行を代走運用(2022年8月)』 8月の平…

新着記事

PAGE TOP