04月15日生まれのNANAちゃん11歳。
この子は元々野良猫だった子です。
NANAは、夜PANと散歩に出たときに保護した子になるのですが、見つけて保護したのは人間ではなくPANなんです。
かすかに聞こえる子猫の鳴き声は、初め私達(人間)には聞こえていませんでした。
そのため、私たちが通り過ぎようとしているのを引き留めるかのように、PANは小さい声で『出ておいで』『大丈夫だよ』とでも言っているかのように、ひたすら一点を見つめ甘え声を出したのです。
その様子に違和感を感じた姉は、PANに近づいてしゃがみこみ、『どうしたの?』と小さな声で問いかけたのです。
するとPANは問いかけに答えるように、一点を見つめたまま小さな声で鳴いたのです。
しばらくすると、暗闇の中からPANめがけて小さな黒猫が飛びだしてきたのです。
PANは、嬉しそうに尻尾をふって目をキラキラさせ、子猫に優しく寄り添っていました。
その様子に、姉はPANの妹として、家族としてその子猫を家に連れて帰ることを決めたのです。
NANAとの出会いは不思議なでき事がきっかけでした。
PANがいなかったら小さな命が消えてしまっていたかもしれません。
そんなNANAは人よりもPANが大好きで仕方ない様子です。
PANは甘えてくるNANAに対して無関心ですが、よい距離を保って仲良くすごしています。
NANAはすごく甘えたで賢い子です。
猫には珍しく、家族以外には甘えることはなく、お客さんには姿を見せることは少ないです。
家族に対して忠実なところは、PANをみてそうなったのかは謎ですが、それもまた、我が家には嬉しい事実です。
文章:維楓
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