仕事は頑張りすぎることで、自分の首を絞めてしまいかねない。正直に力を尽くすものはバカを見るシステムが構築されている。
人間は他人の感情を察知できない生き物。無理をして成果を上げたことを、わかってくれるわけではない。上司は次の月も同じ数だけできると思い込み、過剰なノルマを課してくる。
一ヶ月なら大丈夫だとしても、疲労は徐々に蓄積していく。自分の限界を超えるとき、待っているのは退職という悲しい末路。上手(誤魔化しながら)に仕事している同僚は生き残っているのに、どうして自分だけが犠牲になる必要があるのだろうか。誰かの下敷きになったとしても、誰も助けてくれるわけではない。
上手に手を抜くといっても、あまりにも成績が低い場合は考え直したほうがよい。成績が悪すぎると、懲戒免職の対象になりかねない。周囲と同じだけの成績を残すように心がけよう。その状態をキープしながら、力を抜くところは力を抜いていけばいい。
現状のやり方で自分に負荷がかかるようなら、根本から見直しするようにしよう。力の抜き方をおぼえることで、心身の負担はぐっと軽くなるに違いない。
文章:陰と陽