高齢者福祉事業所の倒産件数が、2019年度に最多を記録した。
2000年の介護保険法に施行されてから、異業種の参入が相次いだ。2001年には2万1千だった事業者数は、2019年には7万9千まで増加。わずか20年で4倍近くまで増えたことになる。
競争が激化したことで、人数(従業員を含む)を集められない事業者が増えた。施設の一部はオープンできないまま、倒産に追い込まれることもあるようだ。
事業所が倒産すれば、利用者は退去を余儀なくされる。高齢者の一部は資金集めに苦労しながら、入居にこぎつけている。倒産後の保証はされる(個々によって異なり、保証されない場合もある)みたいだけど、利用している当事者からすればたまったものではない。基本的に住み続けるつもりで入居している。
福祉事業所が増えた反動による倒産はこれから加速していくだろう。施設での生活を守るためにも、事業所の経営状況はきっちり調べておきたいところ。一人ではわからない場合は親族に頼ることを視野に入れよう。倒産してから、ああしてよかったでは遅すぎる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000002-asahi-soci
©高齢福祉事業者の倒産、19年は過去最多に(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽