生活

便利な道具が社会を不自由にしている

 

 スマートフォンは軽いので持ち運びがしやすい。

 機能も万能だ。回線がつながるところであれば、どこにいてもインターネットにつなげられる。道に迷ったとき、スマートフォンで目的地を探した人もいるのではなかろうか。

 電話、メール、アラーム、電卓で計算といったこともできる。所持しているだけで、ありとあらゆることに対応できる。

 万能な道具はいいことづくめではない。最新機器を用いて、悪いことを企む人間は一定数存在する。

 身近なところでは女性の盗撮が度々取り上げられる。カメラ時代ならこのようなことは考えられなかった。便利さが引き起こした犯罪だといえる。

 目当ての相手と連絡が容易にとれるようになったことで、他の犯罪も増加している(出会い系における殺人事件など)。固定電話時代なら、このようなことは起きなかった。

 スマートフォンの技術がさらに進化して、重大事件が大量に起きたとする。政府は民衆の安全を目的として、スマートフォンの機能に規制をかけるだろう。インターネット、カメラ、電話、メール機能を失ってしまえば、所持する意味はなくなってしまう。

 便利な道具が開発されるたび、規制強化の方向に動いている。スマートフォンが開発されたことによって、生きにくい社会にならなければいいな。

 

文章:陰と陽

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