真冬で屋外作業を行うための防寒対策として電熱ベストを購入しました。
その使用感の感想を記していきます。
インターネット通販サイトで買うと安い
インターネット検索にて大手通信販売サイトで購入。バッテリーは同じサイトの別のショップで購入したのを使います。
粗悪品ではなかった
商品が到着して開封した最初の感想は、ベストのサイズが思ったより小さかったことでした。
着丈や胴回りなどは通信販売のサイトの広告で一覧表が出ていて、一番大きい3XLサイズを購入したのですが、商品が手に届くと、もう一回り大きいサイズがあればよかったのにと思いました。
どうも海外製品である以上、日本の洋服サイズと規格が少し違っているからかもしれません。あと、思ったより軽いのが印象的でした。普通の冬用ベストより軽いかもしれないと思いました。
気を取り直して充電したバッテリーをベストの内側にあるポケットに入れて、そこから伸びているUSB接続端子につなぎます。
通電開始
右胸のあたりにゴム製のスイッチが二つあり、3秒ほど長押しするとスイッチが入り赤く光ります。
ベストの前面と背面にヒーターが備わっており、各々がスイッチと連動していて、前面だけや背面だけや両面とも通電できるようになっています。
スイッチも強中弱と3段階に出力を調節できるようになっていて状況に応じて切り替えていきます。
それでは背面部のヒーターのスイッチを入れます。出力は強で一気に背中の部分を暖めます。
2分もしないうちにポカポカ背中が温かくなります。ちょうど使い捨てカイロを服の上から2、3個貼り付けたような温かさです。
電熱ベストによってヒーターのレイアウトが違いますのでヒーター部分を中心に暖まります。
今回の電熱ベストは首元後ろから背中の上部にかけてポカポカしていました。襟元が一番暖まる配線にしているみたいです。
その次が腰のあたりで、直接暖かくは感じにくいのですがアウターを羽織ると衣服の中全体が緩やかに暖まるのが実感できます。
続いて前面のヒーターのスイッチを入れます。
前面は腹部に2か所ヒーターが配線されており、直接温かみを感じないですが、ベストのポケットに手を入れると使い捨てカイロをつかんだような熱を感じます。
着る電気毛布のように
厚手のポロシャツの上に電熱ベストを着て、スイッチを入れてジャンパーを上から羽織り、ジッパーで前を閉じると、上半身に熱がこもり寒さ対策ができます。
注意点
ただし、素肌や薄手のシャツの上にベストを着るのは低温やけどの恐れがあるので控えた方が良いでしょう、それは貼る使い捨てカイロの使用上の注意と似ています。
工夫次第で
ジャンパーを上からはおらずにベストだけで屋外に出ると熱がこもらずあまり性能を発揮できませんが、屋外作業で体を動かす人には体温の上昇も相まって、ちょうどよい塩梅になるかと思います。
バッテリーとの兼ね合い
バッテリーは5V2A以上の出力があるやや性能の優れたバッテリーを使うのが賢明です。
今回、使用するバッテリーは30000mAhの大容量バッテリーを使用し、出力は5V2.1Aですが、これで連続6時間以上は使用できます。
スイッチで出力を調節すればさらに使用時間は伸びると思います。少なくとも20000mAh以上の容量のバッテリーを使うのが望ましいと思います。
メンテナンス
電熱ベストは丸洗いOKと説明していますがUSB端子があるので洗濯機では洗濯ネットに入れてソフトに洗うのが良いかと思います。洗濯機で洗い終わったら良く乾かしてから使用するのが大事です。
既存の流通している電気毛布と取り扱いは似ているのかもしれません。
安心して使用するために
電熱ベストの製品は製造国やメーカーによりピンからキリまでありますが、洗濯の仕方が荒くてヒーター部が断線したり焼けるなどのトラブルが考えられますので、気になる方は国産メーカーの電熱ベストと国産メーカーのバッテリーの購入をおすすめします。
まとめ
中にはもともと、電気カーペットや電気毛布の類の製品に対して、漏電や感電を心配して遠慮する方がいますが、そういう方にはお勧めするつもりはありません。防寒対策は他にもありますので、電化製品に抵抗がない方への一つの選択肢として紹介する程度です。
価格もベストだけで2千円台から2万円台まで幅広く、バッテリーも3千円台からありますが、価格にかかる品質と安全性については評価が定まるまで様子見するのもひとつの考え方です。
正しい取り扱い方と製品がもっと普及すれば、あまり漏電や焼損事故などに神経質にならなくても便利なグッズとして使えると思います。
文章:drachan
画像提供元 https://www.pexels.com/ja-jp/photo/6952444/