障がい者雇用

障がい者雇用率の引き上げについて

画像出典元:https://visualhunt.com/f7/photo/15434720586/2d39860683/

 

厚生労働省は、障害者雇用促進法に基づき企業に義務付けられている障害者の雇用割合(法定雇用率)を現行の2.3%から2.7%に段階的に上げていく方針を固めました。

1月18日に労働政策審議会障害者雇用分科会が開かれ、資料が公開されました。
そのなかの「令和5年度からの障がい者雇用率の設定等について」という資料によれば、

🔳令和5年度からの障害者雇用率は、2.7%とする。
ただし、雇入れに係る計画的な対応が可能となるよう、令和5年度においては2.3%で据え置き、令和6年度から2.5%、令和8年度から2.7%と段階的に引き上げることとする。

とあります。3年後の2026年まで段階的に引き上げることとなりました。

また2024年4月から、雇入れに必要な一連の雇用管理に対する相談援助の助成金が創設される予定でとなっており、短い労働時間(週10~20時間)で働く障がい者の実雇用率への算定が可能になることが決まっています。

現行の仕組みでは段階的ではあるものの最大幅の引き上げです。

法定雇用率を下回る企業は、障がい者雇用の強化を進めていく必要がある、と言えます。

 

文章:増何臍阿

関連記事

  1. 発達障碍者は、支援者の変わる支援センターに登録しない方がいい
  2. 発達障碍に向く仕事、向かない仕事
  3. 視覚障碍で事務職を目指す事業所がある
  4. 障碍者が仕事をやめる理由
  5. 障碍者との勤務に賛成か反対か
  6. 就労移行の就職率は充分といえるのか?
  7. 就労移行を利用してから、どれくらいで就職できるのかを表示している…
  8. 交通費を支給される就労移行事業所もある

おすすめ記事

木下武男『労働組合とは何か』岩波新書

木下 武男『労働組合とは何か』日本では労働組合の運動が縮小傾向に…

障碍者施設で長続きする人、すぐにやめてしまう人

 障碍者施設で長続きする人、長続きしない人についてあげていきます。…

地元の名産品を使用したA型作業所の紹介

 長崎県の島原市で地元の素材にこだわる、A型作業所(島原むすびす)を見つけたので紹介…

インターネット史上最大の謎、Cicada 3301

 インターネット史上最大の謎ともいわれる「Cicada(シケイダ)3301」につ…

最近増えてきている「カスハラ」とは?

カスハラとはカスタマーハラスメント(Customer harassment)の略で、…

新着記事

PAGE TOP