群馬の友人の話。
朝起きて、寒いなと思ったら雪が積もっていた。
一面真っ白になった庭を眺めていたら、一箇所だけポツンと黒い窪みが見て取れた。
「何であそこだけ雪がないんだ?」
と庭に下りて見に行ってみた。
それは、人の足跡だった。
周りを見渡しても、それ以外に足跡らしきものが一切見当たらない。
この足跡の主は、どうやってここまで来て、どうやって立ち去ったのだろう?
2月上旬の不思議な出来事だった。
文章:百百太郎
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