コラム

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』【感想】

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』【感想】

 

こんにちは。

今回は映画化されることでも話題の『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』という小説をご紹介したいと思います。

 

この作品は主人公である赤ずきんが旅の途中でさまざまな事件に遭遇し、それを解決していくというものです。

物語は『シンデレラ』『ヘンゼルとグレーテル』『マッチ売りの少女』などお馴染みのお話しをもとにしており、ミステリではありますが普段小説を読まない方でも入り込みやすいようになっています。

 

そして、童話では頻繁に登場する魔法がこの作品でも扱われるのですが、魔法が存在する世界とミステリを上手く両立しており、魔法によって物語が粗末なものにならないようにしている点がすごく良いと感じました。

 

主人公の赤ずきんに関しては、旅の先々で事件を解決していく中で、見え隠れする旅の目的と過去が最終章で明らかになります。

 

こちらは原作の『赤ずきん』とは大きく違ったストーリーに興味をそそられるはずです。

 

また著者である青柳碧人の過去作に『むかしむかしあるところに、死体がありました。』があり、こちらは1話でそれぞれが完結している点や、日本の昔話か西洋童話どちらをベースにしているかなどの違いがありますが、こちらも本質的な面白さは変わらないのでこちらもおすすめします。

 

ではでは~。

 

文章:マフユノダリア

関連記事

  1. アントニオ・タブッキ著『インド夜想曲』白水Uブックス
  2. 人生はゲームじゃないんだよ!
  3. 物語の一巻目を簡単に解説! 第七回【あつまれ!ふしぎ研究部】
  4. 映画『アウトサイダー』のご紹介
  5. 居心地を良くしたい利用者同士の会話
  6. 小説:『出会いはどこから転がり込むかわからない 下』
  7. 吉村萬壱『死者にこそふさわしいその場所』文藝春秋
  8. 利用者に暴力をふるう前に介護職をやめるべき

おすすめ記事

健常者と障碍者は異なる部分が多い

 障碍者は障碍を抱えているからこそ、不幸になったと考える人が少なくない。正直な話、一…

eスポーツの部活動化ってどうなの? 正直、認めたくない!!

最近、何かと話題になっている“eスポーツ”の部活動化。eスポーツを部活動として認…

「凡人」でも努力すれば実績を残せる

『「凡人」でも努力すれば実績を残せる』「凡人」とは&nbsp…

ちばあきおさんなら、『プレイボール』の続編をどのように書いたのかを想像する

 プレイボール2は準決勝敗退という結果に終わりました。原作者は甲子園に出場させるつも…

凸凹に生まれてしまった人間が感じた才能と努力

 筆者は能力がでこぼこだった。得意なことは得意、苦手なことはとことん苦手だった。…

新着記事

PAGE TOP