詩・ポエム

詩:『風呂嫌いが銭湯へ行く』

 

平日の昼間のスーパー銭湯へ行く

なるべく手ぶらで軽装な格好で

料金を支払う際にタオルを借りて

脱衣所で手早く服を脱ぎ浴室に入る

 

かけ湯を足から少しずつかけて行く

湯の温度になれたら

頭からかぶる

誰もいない湯船に入っていく

腰までの深さの湯船に入る

湯の中で屈伸して熱さの中で体をほぐす

肩までつかり大きく深呼吸を繰り返す

ゆっくり楽しむように湯につかる

体が温まったら上がって別の湯船に順に入る

薬用風呂で体を横たえ足を延ばす

身体が水の中で漂うのを楽しむ

露天風呂にも入る

外のがらんとした大気の中で熱めの湯を楽しむ

体の芯まで温まり、そわそわしてきたら

水風呂につま先から慎重に入る

水風呂が冷たすぎるなら

かけ湯やカランのシャワーを浴びる

湯につかるのに飽きたら

 

備え付けの椅子に座り

ぼんやりする

素っ裸でタオル一枚

他の人と視線を合わさないようにして解放感を楽しむ

体の温度が下がったらまた湯につかる

あるいはそのまま洗い場で備え付けの洗剤で洗髪して体を泡立てる

皮脂を洗い落としたら仕上げにまた湯船に浸かる

汗をかくほど体を温めるまでもなく

湯につかるのに飽きたら湯船から上がり

タオルを絞って体の水気を拭き取り

脱衣所のロッカーへ向かう

来た時と同じ服を着て

小銭があれば冷たいドリンクを買って飲む

タオルを返却したら暖簾をくぐり手ぶらでスーパー銭湯を後にする

 

文章:drachan

 

画像提供元 https://www.pexels.com/ja-jp/photo/914253/

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