就労

職場の環境によって、社員の命運を左右する

 

 会社の環境は社員の士気に大きく影響します。

 

 私はこれまでに、いろいろな職場を経験しました。どの職場においても共通していたのは、上司や同僚に対する愚痴でした。やってほしくないことばかりする、いい方がきつい、部下を思いやる心にかけているといった不満を耳にしました。

 

 よい人間と巡り合ってこなかったと感じるのは、ブラック企業だったからかもしれません。障碍者枠で最初に勤務した会社は、繁忙期になると深夜の四時まで会社を回していたこともあるようです。そんなところに勤めていたら、まともな心を養成できるはずもありません。

 

 仕事の遂行能力の高い人も足かせとなっていました。作業能力は高いものの、他人を平然と怪我させるタイプも10人くらいいたと思います。他人をケガさせてやると聞いたときの、血の気の引きは今も忘れられません。

 

 劣悪環境に腐った人間の集まりだったため、離職率は当然のことながら高水準でした。三ヶ月以内に90パーセント以上の人間が退職していました。一週間で半分以上はいなくなっていたと思います。

 

 前職のA型作業所は物流よりも劣悪な環境でした。勤務中に自殺をほのめかす、死ねという、無視といったことが当たり前のように行われていました。パワハラによって他人を退職させる、他人を威圧するといった社会の敗者の集合でした。そのような環境に、一年以上も身を置いていたことは信じられません。もっと早く見切りをつけるべきだったと思います。

 

 私は転職回数が多いので、良い会社に入社することは難しいと思います。それでも、一度でいいから良い環境に身を置いてみたいです。

 

*良い環境で仕事できれば人生はよくなるかもしれません。

 

文章:陰と陽

 

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