就労

上司に根性論者が多い理由

 

 根性論をやたらと語る年配の人を見かけると思います。どうしてこのような人が多いのかを説明していきます。

 

 自分の無能を隠すため(責任回避のため)

 根性論を唱えておくことで、欠点を隠し通すのに適しているといえます。

 人間は基本的に他者の気持ちになれないため、ほとんどの場面で的外れなことしかいいません。部下から反論されたとき、根性、努力の不足で片付けるのは都合がいいといえます。(自己を正当化しようとする)

 

 部下を精神操作できるから

 上司という立場を利用して、マインドコントロールを行おうとします。部下に謀反を起こされることで、身分を剥奪されるのを防ごうとします。

 人望のなさをどうにかしてごまかそうと躍起になっているのです。 

 

・努力してきたという自負を持っているから

 上司につく人はある程度の力量を持っている人が多数を占めます。そういう人は他人よりも努力をしているため、根性(努力)を足らないと考えてしまうのではないでしょうか。実際、大成していない人の多くは遊んでばかりの人も多く含まれるため、あながち間違っているとはいえません。

 裏での努力(学習)ばかりに意識をとらわれて、物事の本質を見失っているように思います。自分は自分、他人は他人という考え方をできないのはあまりにも悲しすぎます。

 

 根性でどうにかできると本気で信じているから

 人間に不可能はない、努力をすればなんでもできるという考え方をしているのでしょう。世間とはあまりにもかけ離れた残念なタイプといえます。

 

 そういう考え方の人間に育てられたから(戦時中の影響もある)

 戦時中は根性論を唱える人は少なくありませんでした。戦後70年以上も経過しているのに、昔の考え方に縋りついてしまっているのかもしれません。

 親に努力しろといわれ続けたタイプも、こういう人間になってしまうのかもしれません。

 

*勉強の教養はあるものの、他のことは全くわからない典型的な学習オタクといえそうです。こういうタイプが高齢者になってから犯罪に走る、悲しい人間に仲間入りするのかもしれません。

 

文章:陰と陽

 

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