福祉・医療

障碍者は見えないところでお世話になり、見える形で被害を被る

 

 障碍者は程度の差はあれど、目に見える形でミスをする。そのことによって健常者の仕事を増やす。自分の仕事で一杯一杯なのに、尻拭いをしていることになる。

 支援員はミスのカバーの他に、裏で障碍者が働くための環境づくりに追われている。無給(無休)の時間外労働を行ってまで、書類の完成に力を入れる。A型作業所では施設外への交渉なども行っている。

 介護施設(障碍者雇用)では、障碍者に苦労を直接伝えるのはタブーとされている。利用者が委縮しない(居心地の良い)環境づくりを求められる。

 本来ならば障碍者は健常者に対して、恩義を感じるはずである。そうならないのは、目に見える形で健常者から潰される(退職に繋がる)ことをされているから(筆者にたとえるなら、一ヶ月でA型作業所が閉鎖した経歴を持つ)

 人間は目の前で起きたことでしか判断しないため、裏での力添えに感謝することはない。基本的に敵とみなす。健常者の裏での努力は全くといっていいほど、評価につながらないのが実態なのである。健常者はものすごく損な役回りをしているといえる。(お金になる仕事を取るために、どれだけ頭を下げ、傷つけられたかは考慮されない)

 健常者の感性が磨かれない限り、この状況は変わらない。悲しいかもしれないけど、現実を変えるのは容易でないといえよう。

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. 2021年4月から病院で感染症対策実施加算金がかかる
  2. 障碍者施設における利用者との接し方
  3. 目的とは反対に進んでいる【障碍者編】
  4. マシンガントークの傾向がある人
  5. 障碍者の切なる願い
  6. 高次脳障害向けの支援を行う事業所を探してみよう
  7. リーゼ(精神安定剤)の効果
  8. 就労移行を利用してから、どれくらいで就職できるのかを表示している…
PAGE TOP