福祉・医療

いじめは障碍者の継続年数に影響を及ぼすのか

 

 精神障碍、身体障碍、知的障碍者の平均継続年数がインターネットに掲載されている。身体障碍者>知的障碍者>精神障碍者となっており、精神障碍者の継続年数は一番短くなっている。

 インターネットで調べられるのはあくまで全体を統一したもの。半年でやめる人もいれば、二〇年以上働いている人もいる。個人差が大きいので、あまりあてにならないように感じられる。

 過去の経歴によって細かく調べられるシステムがあればいいと思う。一例だけど、小学校時代にいじめを受けた、受けていないなどで検索できれば面白い。小学校時代の傷がどれくらい影響を及ぼすのかといったデータは、多くの人間が興味を示すのではなかろうか。

 精神障碍や知的障碍は、いじめのターゲットになりやすい。いじめは心に大きな傷を残し、人間不信を助長する要因となる。

 そういう人間は社会に出ても、他人とうまくいかず、早期退職に繋がってしまう。当人に非はないのに、大きな被害を受けなくてはならないのは不公平だ。

 加害者側が不幸のどん底に叩き落ちていく。いじめを受けた側として、そのことを切に願っている障碍者は多いのではなかろうか。

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. 障碍を打ち明ける難しさ
  2. 戦後の精神保健医療福祉の年表(主に統合失調症が対象)を作成した雑…
  3. 障碍者だからといって人生を諦めないようにしたい
  4. 年収204万以上であった場合、就労定着支援も利用料がかかる
  5. 支援員をつけて就職活動をした方がいいのか、支援員を付けない方がい…
  6. 知的障碍者の行動
  7. 大半のA型事業所は商売繁盛しなければ、黒字化は極めて厳しい
  8. 障碍者同士であっても、分かり合えないことは多い
PAGE TOP