時事問題

免許返納にこぎつける難しさが事故を招く

 

 近年、高齢者による車の事故が相次いでいる。

 男性は地元の自治会長から免許を返納するように勧められるも、他人の世話になりたくないという理由で応じなかった。人間は表面的にはよいことをいっていても、裏でボロカスにいう生き物。男性は弱い部分を見せることで、恥をかきたくないと思ったのだろう。やり取りから、プライドの高い人間であることが伺える。

 身体が麻痺している状態で、車の運転をするのはさすがに危険を伴う。今回については素直に免許を返納した方がよかったと思う。運転をする足にハンデがあるのは致命的だ。

 人間は正しいことであったとしても、他人のアドバイスに素直に耳を傾けられない生き物。男性に話をもちかけたことで、運転して見返してやるという気持ちを刺激した可能性がある。良かれと思ったことで、大惨事を招いてしまった。弱者扱いされたことで、冷静さを失ってしまった。

 都会なら交通の便が発達しているので問題ないけど、地方なら車は必須である。簡単には免許を返納しにくい事情がある。(知り合いに90で運転している高齢者がいる)車が必需品となっている以上、免許返納は交通の便を失うことになる。(バスも非常に少ない)男性の住んでいる場所が地方であった場合、返納することで自由な移動手段を失う。

 平均寿命が延びたことで、新しい問題と直面することになった。どのように取り組んでいくのかが今後の課題となる。

 

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6344221

©関越逆走 足まひでも返納断る – Yahoo!ニュース

 

文章:陰と陽

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