福祉・医療

障碍者施設に感じたわずかな希望

 

 障碍者施設の運営方針等が掲載しているサイトで確認したところ、各事業所が掲げている運営方針等の内容は主語を変更するだけで、成立してしまうような同類の内容の文面が多い。インターネットの文章を、そっくりそのまま引用しているかのようだ。

文章に工夫を加えないのは、一生懸命やらなくても障碍者(利用者)を自然と集められてしまうから。支援期間、生活支援センターなどが利用者を送り込んできてくれるため、宣伝をする必要性は皆無なのである。支援期間、作業所はつるんでいるように思えてしまうほどだ。

 ひとつだけ面白いところを見つけた。障碍者の持っているポテンシャル、可能性を本気で生かそうとしているのが伝わってきた。当事者に詳しい支援者(責任者)がいる可能性が高いのを感じさせる。

 発達障碍(今回は広汎性発達障害について取り上げる)は、決められたレールの上を走る作業では能力を生かしにくい。当事者の持っているアンバランスな脳が、ミスを引き起こしてしまうため、第三者に迷惑をかけてしまうことになる。細かな失敗の連続で評価を落とし、退職へと追い込まれる。

 発達障碍は仕事ができないのかといわれるとそれも違う。一般人にはない斬新なアイデア、集中力などを生かすことで社会に充分に貢献できる。こういった仕事が増えていくことで、面白い存在になりうる。

 発達障碍者向けの仕事が増えていくといいな。

 

文章:陰と陽

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