健康

精神安定剤を服薬中に事故を起こすと罪が重くなる

 

 精神安定剤(車を運転しないように表記されている)を服薬していると、事故を起こした場合に危険運転致死傷罪に問われる可能性がある。

 危険運転致死傷罪は自動車の危険な運転によって、人を死傷させた場合に適用される。刑期は死亡事故は15年以下、負傷事故であった場合は最長で12年となっている。

 導入の背景はてんかんで死亡事故を起こしたことにある。世間から厳罰化の声があがり、道路交通法が改正された。アルコールだけでなく、精神安定剤によって正常な運転が難しいと判断された場合、危険運転致死傷罪が適用されるようになった。

 精神安定剤を飲むことで、アルコールを飲んだ状態に近くなる。認知能力などが低下しているため、事故を起こす確率があがる。効力に個人差はあるものの、危険であることに変わりはない。

 精神安定剤では運転を控えるように記されているタイプ、条件付きで運転をしても良いとされる薬がある。前者を飲んでいる場合には、原則として運転を控えよう。事故を起こしてから、やめておけばよかったでは済まされない。

 一度きりの人生を不意にしないためにも、精神安定剤を服薬して運転するのは控えたいところ。事故は被害者、加害者のどちらの人生も一瞬で終わらせてしまいかねない。死亡事故の悲惨さを知っている者として、そのことを強く訴えたい。

 

文章:陰と陽

 

 

関連記事

  1. 障碍者が一般会社で働く難しさ3
  2. 能力を重視する社会【障碍編】
  3. 無添加の飲むヨーグルトは甘くない
  4. 初診のオンライン診察解禁(精神科のサイト付き)
  5. 企業は障害者雇用を本当はしたくない
  6. 障碍者雇用の基礎
  7. 感染症予防対策のため、通院せず電話診察を行った
  8. 障碍者本人が主役になろう

おすすめ記事

子育てについて5

子供を産んでから月日が経つのが本当に早く感じます。 息子は3月で1歳になります。…

障碍を打ち明ける難しさ

 世間ではコロナウイルスが流行しています。日本国内で確認された感染者数は1万人を突破…

国立国会図書館を活用しよう

国立国会図書館が、2022年5月19日から個人向けデジタル化資料送信サービスを開始し…

自分も相手も大切にするコミュニケーション 「アサーティブ・コミュニケーション」

自分も相手も大切にするコミュニケーション 「アサーティブ・コミュニケーション」&…

【難病について②】『仕事と治療』両立の難しさ。

Copyright © いらすとや. All Rights Reserved.口で言うのは簡…

新着記事

PAGE TOP