『気になる女の子』
この出来事は僕が32歳になった6月頃に経験した実話です。
当時、僕は近くの駅から、各駅停車と急行列車を乗り継いで通勤していました。
その時、毎朝次の駅から乗車してくる可愛い女の子がいました。
例えるなら乃木坂46の「いくちゃん」(生田 絵梨花)のような女の子です。
ただこの出来事は乃木坂が誕生する前のことなので、例えればと言うことです。
乃木坂ファンの皆様へ
「いくちゃん」に例えるのは、失礼だと思うファンの方がいれば、お許し下さい。
筆者も「乃木どこ」(乃木坂って、どこ?)からの乃木坂ファンです。
「乃木どこ」でメンバーの頑張っている姿に感動し1stシングル「ぐるぐるカーテン」を買った一人です。
あくまでも、髪型や背格好をイメージしやすいようにした、例えなのです。
テレビドラマの設定?のような偶然の出会い
その日僕は、お昼休み中にお金を引き出す為に銀行のATMのところに並んでいました。
すると、すぐ前の女性が振り返りました。
僕は、ハッとしました、前の女性もハッとしていたようです。
その女性とは毎朝次の駅から乗車してくる女の子だったのです。
一瞬で僕は思いました『神様がくれためったにないチャンスだ何とかしないと!』
そして僕は「朝いつも同じ電車に乗ってますよね...」と話しかけました。
彼女はハッとした顔で「...はい」と答えてくれました。
「会社は近くですか」と聞くと「...近くです」とも答えてくれました。
とりあえずその日は会話が出来たので、後は明日の朝にかけることにしました。
順調なスタート
翌日の朝いつもの様に彼女は次の駅から乗車して来ました。
僕は「おはようございます」と声を掛けました。
すると彼女も「おはようございます」と返事をしてくれました。
それから毎朝、彼女と世間話をしながら通勤することになりました。
僕の務める会社は駅から5分ほど歩いた所にあり、彼女の務める会社はそこから3分ほど歩いた所にありました。
20分同じ電車で駅に着いてから歩いて5分、合計25分くらい毎日会話をすることが出来たのです。
一週間後の出来事
一週間ほど経った頃、電車の中で2歳下の妹の話をした時でした「妹さんは何歳ですか」と彼女が聞いてきたので「30歳です」と僕は答えました。
すると、彼女の目がテンに成ったのです。
まばたき一つせず、じっと僕の顔を見ていました。
それから、ずっと沈黙が続きました。
あっけない幕切れ
翌日の朝、彼女は電車に乗ってきませんでした。
ところが、駅に着いて会社の方に歩いていると、前の方に彼女が歩いているのが見えました。
その時、僕が気付いたのは、同じ電車の前の方の車両に乗っていたのか?
だから僕の前の方を歩いているのか...と言うことです。
なんとなく昨日の妹の話から避けられたと想像が出来ました。
歳の差が原因か?
32歳当時の僕は小柄なこともあり26~28歳くらいに見られていました。
だから妹が30歳なら32歳と歳が分かったのです。
彼女は4月からの新入社員でした、公立の有名な女子大を卒業していたのです。
4年制の大学卒業だから22歳くらいですね。
10歳の差が原因だと想像出来ました。
なぜなら、僕が20代の新入社員の頃、30代の社員がとても年上に思えたからです。
『ああ、僕の「いくちゃん」が...』みたいな思いでしたね。
当時、まだ乃木坂は誕生していませんが...
やはり、10歳差はダメなのでしょうか?
文章:エムユー
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