福祉・医療

社会は多数派のためにある

 

 社会では健常者と障碍者と呼ばれる人たちが生活を送っている。

 健常者と障碍者の定義は、社会平均から近い、遠いによって決められている。言い換えるならば、多数派を健常者、少数派を障碍者として扱う。

  障碍者が生きにくいのは、社会構図が多数派のためのものとなっているからである。議会制民主主義と同じで少数派の意見は尊重されにくい。

 多数派を占める一般人は自分たちに都合のいいルールを作りあげていく。障碍者(少数派)は脳の構造が異なるので、生きにくさを抱えながら生活を送ることになる。

 障碍者が困らなくても済む方法がいくつか存在する。一つ目は超人ばかりの社会を構築していくこと。9割が超人となれば、1割は少数派となる。元々は健常者とみなされていた一般人は、知的障碍者として扱われ、生きにくい人生を送ることになる。

 社長となって独立するという手段もある。使う側になってしまえば、大多数のルールに縛られなくて済む。国内では天才(少数派)の責任者によって、経営される会社もたくさん存在する。

 現実味があるのは明らかに後者。会社で働きにくいのであれば、思い切って独立してみてはいかがだろうか。多数派のルールに縛られていたら、少数派が長続きさせるのはなかなか難しい。

 障碍者の未来にほんのちょっとでいいから、光が灯るといいな。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. アルコール、薬物、ギャンブル依存を脱却するための作業所もある
  2. 子供の個性が強い(障碍者を含む)親御さんへのメッセージ
  3. コラム:『これからの医療者』
  4. 精神科のケースワーカーで感じた、利点と限界
  5. 『統合失調症』と薬物療法
  6. 障碍者として生まれたために失ったもの
  7. 知的障碍者の行動
  8. 一般人は見た目ほどいい人生を送っていない

おすすめ記事

怖い話:『TVゲームをしていたのは?』

出典:Photo credit: Josh Hartman on Visualhunt.com…

政府が補助金を全額カットした場合、A型の65パーセントは倒産する

  A型作業所ではお金になる仕事を取っていない事業所が多いため、補助金に頼る部分が非…

『心には嘘をつけない』―自分の心には、絶対嘘はつけない―

自分の心は…相手に嘘をつく事ができるけど…自…

気を付けろ!スイマーがやってくる!

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.スペイン人は縁がなさそう…

今にフォーカス

過去を悔やんでも時間の無駄で、反省は必要ではあるけれども、悔やんでもその過去は取り消せない。…

新着記事

PAGE TOP