客に生レバーを提供したとして、大阪府警摂津署が81歳の女性経営者を書類送検した。
生レバーは法律によって提供することが禁止されている。人間の身体に危険を及ぼしかねない、食材を販売禁止にするのは自然の流れといえる。過去に生レバーを食べたことによって、死者も出ている。
牛の生レバーが2012年に販売禁止となったあとも、店による提供が後を絶たないのは大きな問題だ。消費者から根強い要望があったとしても、店側として断固として拒否する姿勢を求められる。
大阪府の書類送検についても、客が生レバーを食べたいというところから始まっている。
店側を罰する法律があるのに、顧客を罰することができないのも問題点。生レバーを注文した時点で同罪とみなすようにすべきだ。店だけが一方的に非をおわせるのはかわいそうだ。
2012年当時は注意喚起にとどまっていた豚の生レバーについても、2015年6月に販売禁止となった。衛生上の問題からだと思われる。
外食産業は売上を確保したいという思惑から、販売解禁を求めている。2012年に牛レバーを禁止にした厚労省も検討するも、生レバーの内部を簡単に殺菌する方法が確立されていないという問題が残されている。それゆえ、販売禁止を解除するに至っていない。
日本人の悲願である、生レバーの合法的提供には安全が確保されることが欠かせない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00000565-san-soci
©生レバー提供容疑で居酒屋摘発 大阪・摂津(産経新聞) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽