コラム

魅力あふれる『カマキリ』の世界

『気持ち悪い』と言わないで

『虫・ヘビ・カエル』と耳にしただけで嫌な顔をされることが多いのですが、筆者は生き物が大好きなので現在2匹のヘビと1匹のトカゲを飼っています。

過去にはカマキリもカエルもカメレオンも飼っていました。

その中で特に情熱を注いで飼っていた『カマキリ』について、今回ご紹介したいと思います。

「カマキリ飼ってる」と言うと、結構な割合で「気持ち悪い!」と言われました。

苦手な人が多いかもしれないですが、『カマキリ』を『犬・猫』に置き換えてみてください。

自分が愛してやまないペットを「気持ち悪い」と言われると気分が悪いと思います。

発言は、相手の気持ちになってよく考えてから声に出してほしいです。

自分が苦手だからってそれをアピールしないで、『気持ち悪い』は心の中に置いておいて、「そうなんだ・・・」と否定も肯定もしない答え方があっても良いと思います。

誰だって、自分の好きなモノを否定されたら嫌じゃないですか?

意識して、優しい人になりたいです。

カマキリって何種類いるの?

カマキリは日本では約10種、世界では1500種以上存在すると言われています。

擬態が上手な昆虫ですので、これから新種が発見されることも多々あると思います。

日本で一番大きいカマキリはオオカマキリで、個体・雌雄差がありますが体長は約10センチほどです。

日本で一番小さいカマキリはヒナカマキリで、体長は2センチほどです。

ヒナカマキリは体の小ささに加え、見事な保護色(木のような褐色)・敏捷なため、筆者がまだ出会ったことのない憧れのカマキリです。

美しいハナカマキリ

東南アジアに生息する花に擬態したカマキリで、ランカマキリとも呼ばれます。

体長は成虫で雌が約7センチ、雄が約3.5センチと雄が極端に小さい種です。

交配時に雄が雌に狩られてしまわないか心配したのですが、小さい方が動きが俊敏なのか雌の死角からサッと動き、交配前に雌に捕食される雄が少ないように感じました。

花のような姿をしているのは幼虫の時だけで、成虫になると腹部を持ち上げなくなり花っぽさはなくなります。

写真は、成虫となったハナカマキリの雌です。

単為生殖のアントマンティス

アントマンティスは体長2センチほどの小さなカマキリです。

成虫になるとやはりカマキリの姿になりますが、幼虫の頃の姿がアリに擬態した姿をしているのでこの名がついたようです。

アントマンティスには雄が存在しません。メスだけで増えていきます。

筆者はアントマンティスの卵鞘から孵化を見届け、交尾無しに腹部が大きくなり産卵、そしてその卵鞘からまた孵化する様子を観察したので、間違いなく単為生殖でした。

カマキリはハンターのイメージが強いため、物語などで悪者になりがちですが、実は小さい種も多く捕食される立場になることも多い昆虫です。

アントマンティスは少しでも効率よく子孫を残せるように単為制生殖に進化したのかもしれません。

逆に、クローンを残すのではなく別の遺伝子を組み込んで強い個体を残すためにこれから雄が現れるのかもしれません。

まとめ

カマキリは多くの人が研究をしていますが、まだまだわからないことがたくさんある昆虫です。

『同種であっても個体によって体色が違うのはなぜか?』

こんな身近な疑問の真相もまだわかっていません。

ある研究者は「紫外線の量」と考え、別の研究者は「住んでいる環境」と考えますが、科学的根拠はまだ発表されていないそうです。

 

奥深いカマキリの生態を少しご紹介しました。

少しは興味を持っていただけましたか?

 

文章:天蔵

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