コラム

目的

人は、何をするためにこの世に生まれてきたのか?

人は、望むと望まざるとに関わらずに、この世に生をうけます。

人として生まれるのは、非常に難しい、稀であると言われますが、その人としてこの世に生をうけることができたのですから、この生を意味あるものにしていきたいものです。

仏典に、「衆生所遊楽」という言葉があります。

人が、遊楽する所という意味です。

遊楽とは、ただ単に遊び楽しむという浅い意味ではなく、苦悩多き世の中を、山登りを楽しむがごとくに、苦闘しながらも楽しむという意味です。

山登りが、身体の弱い人には苦痛に思えることでも、体が丈夫で頑健な人には、まわりの景色も楽しみながら登れるように、生命力の強い人には、この苦悩多き世の中を楽しむことができるのです。

それには、生きる力、活力を生み出すことのできる哲学が必要だと思うのです。

筆者は、若い頃、生きていることにむなしさを非常に強く感じていました。

生きることに疲れ、何をしてもむなしい思いになりました。

生きている意味が見いだせずに悶々としていました。

希望というものが持てなかったのです。

しかし、信仰というものを持ち、生きがいと言おうかそういうものを掴むことができました。

人は生きる意味を問うことのできる生き物です。

苦悩と戦いながら、大いにこの世の中を楽しんでいきたいものです。

そう今は感じています。

一人でも多くの人が、この現実世界を遊楽できるように。

そう願っています。

共に。

 

文章:シャーペン

 

画像提供元:

https://foter.com/d/d.php?f=https%3A%2F%2Flive.staticflickr.com%2F4068%2F5080307499_4eabe0106e_c.jpg&s=a11f284e5429254b52ec2586c6f41e89

関連記事

  1. 成功するのに必要なのは才能よりもストイックさ
  2. 小説:『友達のいない男は、クラスメイトの男性恐怖症克服に協力させ…
  3. 小説:『彼女との約束(4)』
  4. 招かれざる客、ていうか主に虫
  5. 誰もが辿るプロセス
  6. がんばるコンビニ
  7. 『とある献血ルームの、なんということもない日常 (1)』
  8. 学校行け?嫌じゃ

おすすめ記事

創るということ

文章であれ絵であれ、制作するのには骨が折れるものですが、仕上げた後には何とも言えない嬉しい気持ちに浸…

ちびまる子ちゃんのナレーション役が降板

 「ちびまる子ちゃん」のナレーションを31年間にわたって務めてきた、キートン山田さん…

藤井聡太さんが史上最年少の5冠に王手

藤井聡太さんが史上最年少の5冠に王手 藤井四冠は王将戦の挑戦者と…

映画『新聞記者』監督/藤井道人、主演/松坂桃李・シム・ウンギョン

今、上映中の映画『新聞記者』を紹介いたします。6/2…

カップ式のチャーハンがある

 カップといえば、ラーメンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。筆者もそのよう…

新着記事

PAGE TOP