人は、自分が苦労したり、
傷ついたりして、
初めて、人の苦しみが理解でき、
その人の辛さがわかるものなのだと思います。
その人の苦しみのわかる人になっていきたい。
同苦という言葉があります。
「他者の苦しみを自身の苦しみとして受け入れること」
という意味です。
人は、えてして苦しみは避けたいものですが、
同苦というものは、なかなかできるものではありません。
本当に自分を大切にできる人だけが、
同苦できるのだと思います。
そのような大きな心を持っていきたいものですね。
仏典に、「人のために火をともせば、我がまえあきらかなるがごとし」
とあります。
人のためが、自分のためになっていくのです。
ありがたいことですね。
仏典に、「鏡に向かって礼拝をなす時、浮かべる影また我を礼拝するなり」とあります。
一般的にも「他人は鏡」であると言います。
人を大切にすれば、自分も大切にされるということだと思います。
なので、自分を大切にしたいのであれば、人を大切にしないといけないのだと思います。
そういう自分になっていきたい。
人の苦しみのわかる人に。
すべての人にも。
文章:シャーペン
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