車椅子利用者を乗車拒否したとして、タクシー一台が30日間の利用停止の行政処分とした
車椅子のまま乗車できるスロープがついていたにもかかわらず、車椅子利用者の乗客を拒否しました。行政はこれを重く見て、タクシー1台を30日間の利用停止処分を下しました。車椅子利用者の乗車を拒否した運転手についても、30日間の登録取り消しを受けました。
処分をしなければ、同じような業者が現れる
今回の件をおとがめなしにすれば、同じようなことをするタクシー会社が現れるかもしれません。行政はそうならないように、処分を下したのではないでしょうか。
タクシー会社は車椅子利用者を乗せたくないかもしれない
車椅子の乗降については、お金は発生しません。それゆえ、余計な手間をかけることになります。怪我をさせた場合には、保証などもしなくてなりません。お金にならないのにリスクを負うのは、タクシー関係者からすれば馬鹿馬鹿しい話です。身体障碍者にはタクシーに乗ってほしくないのが、本音ではないでしょうか。
タクシー会社に追い打ちをかけるのは、身体障碍者は一割引であることです。国は補填してくれないので、会社の利益は減ってしまいます。手間はかかるうえ、もらえるお金は減ってしまうのはデメリットしかありません。
身体障碍者にタクシーに乗る権利があるとはいえ、乗車させる側のことも考える必要がありそうです。
まとめ
タクシー運転手は慈善事業ではありません。手間のかかる乗客は拒否したいのが本音だと思われます。
車椅子利用者にもタクシーに乗る権利があります。バランスをどのように取るのかを求められます。
文章:陰と陽
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