巨人の沢村投手とロッテの香月投手のトレードが成立した。
プロ野球界においてトレードは珍しいことではないものの、年俸で20倍以上も開きのある選手となると異例といえるのではなかろうか。筆者の中ではほとんど記憶にない。
実績のある選手をトレードすることになったのは、一軍で活躍する見込みのない年俸1億5000万円の選手を置いておけないから。今年度はコロナの影響で観客も減少しており、コスト削減に走るのは妥当な判断といえる。
巨人では活躍の機会はなくとも、他球団では戦力になりうる選手もいる。日本ハムの太田選手は移籍してから、レギュラーに名を連ねるまでに飛躍を遂げた。ある球団では二軍でくすぶっていても、他のチームではレギュラーを取ることもある。
沢村と似たような境遇にいると思えるのは阪神の藤浪投手。最初の三年は良かったものの、近年は制球に苦しんでおり打者とまともに勝負できていない。前回の巨人戦では11失点を喫し、球団のワースト記録を更新したばかりだ。2年ぶりの勝利を上げたものの、復活にはまだまだ時間がかかりそうだ。
プロ野球にとって環境はとっても重要。各球団がトレードを活性化することで、埋もれる選手を減らしていけるといいな。
*トレードによって人生を変える人も少なからずいます。埋もれている選手にチャンスを与える意味でも、活性化してもいいのではないでしょうか。
文章:陰と陽