障碍者に限らず、友達をたくさん作ろうとする人がいます。100、200人と数を自慢するのも見かけます。
友達を大して作れない人間の負け惜しみと取られるかもしれませんけど、障碍者として生きてきた中で思ったことを書きます。友達はそんなに必要でしょうか。将来的に離れるだけの人間とどんなに親しくなっても、実を結ぶことはないと思います。
友達は原則として利用価値を求めてついてくるだけです。用済みとなったら簡単に捨てられてしまいます。信用のおけない人物をたくさん集めても、最終的に離散していくことになります。
私個人が必要だと思うのは、障壁を乗り越えるパートナー(異性)、どんなことであっても見捨てないパートナーです。数はそれぞれ一人ずついれば充分です(どちらも同じ人物であってもよい)。中途半端なレベルを100人集めるよりも、本気で信頼を置ける人間(気を許せる人)を一人ずつ構築していけばよいのではないでしょうか。
発達障碍者は自己中心的な振る舞いによって、他人をイラつかせてしまいます。それゆえ、多くの友達を作るのに向いていません。3人以上でコミュニケーションを取れないため、集団に属するのも不向きです。対人関係を築くときは、基本的に1対1となることが多いように思います。
私は人生の中で信頼してくれた人間は1~2くらいかなと思っています。一人は高校を卒業してからもどうしているのかを聞いてくれた人、もう一人は本当に親しくしたいと思えた人です。どちらかとつながりを続けていれば、人生は好転していたかもしれません。
傍若無人な振る舞いによって友達を作ることはできなかったものの、全般的に信用したい人間を見極めることができました。失うものは多かったけど、悪いことばかりではなかったのかもしれません。
将来的に心を許せる、関係を継続できるパートナー(自分のプラスになる)を作っていければと思います。過去に相性などの見極めもきっちりと行っているので、過去に必要としてくれたタイプと同じ人間を探していきたいです。
文章:陰と陽