コロナウイルスの広まりで市場からマスクがなくなる

　中国の武漢から発生したコロナウイルスが世界中に広まりつつある（日本においても近畿圏でコロナウイルスの感染が確認された）　中国では全土で感染が確認された。

　コロナウイルス感染による死者は増え続け、二〇〇人に迫ろうとしている。冬が終わるころには一〇〇〇人を超す可能性もある。

　コロナウイルスのワクチン開発には2～3か月を要するらしい。それまでの間、適切な治療を受けられず、死亡に至るケースが考えられる。現時点では3パーセント程度となっており、100人に3人程度が死亡していることになる。死亡率が下がったとしても、生命に危険を脅かすことに変わりはない。

　コロナウイルスの特徴は潜伏期間の長さ。インフルエンザよりも発見するまでに時間を要する。気付かないうちに人から人へと広がっていくことになる。無自覚な人が多いことから、感染力はインフルエンザを凌ぐのではなかろうか。

　人の不安に付け込んだ商売もなされている。薬局ではマスクの買い占めされ、違法な値段で転売されている（中国だけでなく、日本においても起きている）。中国政府は安定供給を図るため、意図的にマスクの値段を釣り上げた企業に高額な罰金を科した。日本においても高額販売を防ごうと、業界が力を尽くそうとしている。

　他人が困っているにもかかわらず、値段を釣り上げようとする姿勢は、人間の狡賢さを現わしている。誰かを助けるのではなく、困らせようとするタイプの人間はいつになってもいなくならない。

　コロナウイルスの脅威は当分なくなることはない。どのようにして感染を防ぐのかが大きなカギとなる。感染率を一パーセントでも下げるために、マスクを着用する習慣を身に着けたい。最終的に自分の身を守れるのは自分しかいない。

©マスク売り切れ問題、中国人の買い占めが日本にまで及ぶ事情（ダイヤモンド・オンライン） – Yahoo!ニュース

文章：陰と陽

ボスフラ