高速シューズ「ズームXヴェイパーフライネクスト% 」を開発したナイキが、新しいシューズとなる「アルファフライ」を3月1日にデビューさせる計画を進めているようです。
「アルファフライ」は3枚のカーボンプレートが搭載され、前足部にナイキ特徴のエアが内蔵された「超厚底シューズ」です。このシューズを履いたキプチョゲは19年10月、非公認ながらも1時間59分40秒と人類で初めて2時間の壁を破りました。選手がどんなに優れていたとしても、シューズの反発力がなければ、2時間の壁を破るのは不可能だったのではないでしょうか。
42.195キロを走るのは大きな負担がかかります。思わぬアクシデントなどに見舞われることもあるでしょう。選手の負担を軽減させるための素材を埋め込むのはいいと思いますが、こちらはさすがにやりすぎかなと思います。道具の力に頼ってまで、人間の力を誇示したいのでしょうか。プロ野球に例えるなら、飛ぶボールを使用してホームランを増やすようなものです。掴めない柔道着、サーブの威力が増すバレーボールなどが開発されたら、競技そのものが変わってしまいます。そうならないように、規制が必要だと思います。
箱根駅伝と同じように、日本新記録が樹立される確率は高いと思います。そうなったとき、世間はどのような反応を示すのでしょうか。
スポーツは選手の能力ではなく、道具によって記録を作っていく時代になっていくのかもしれません。フェア精神からはどんどん遠ざかっているような気がします。
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©大迫傑VS設楽悠太 ナイキ第4モデル“超厚底”で五輪切符争いあるぞ 3・1東京マラソンで日本デビュー(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽