出典元:https://www.netflix.com/jp/title/80224060
こんにちは、映画大好きオノマトペです。
今回もおすすめのネットフリックスオリジナル映画を紹介したいと思います。
今回紹介するのは『パドルトン』
パドルトン
https://youtu.be/rs9YpUktrWw?si=vFFzM2ENJQXNAJqu
2019年 アメリカ 監督:アレックス・レーマン
あらすじ
末期がん宣告を受け、症状が悪化する前に自分で人生を終わらせようと決めた中年男マイケルは、親しくしている隣人アンディーにその手助けを依頼する。
穏やかに淡々と流れる2人の時間が愛おしく思えるほど、深い友情を感じるこの作品。
その魅力を紹介していきます!
物静かで穏やかな日々
まず、この映画とっても地味です。すごく物静かで淡々と進む演出。しかしこの演出が穏やかな日々の大切さを感じさせてくれます。
正直、中年男性同士が好きな事をしているだけなんですが、それがとても良いです。
なぜ良いのか、それはこの映画が地味だからです。
マイケルとアンディーはとても仲がよく、2人で考えたパドルトンいうスポーツを楽しんでいます。それだけではなく、カンフー映画が大好きでピザを焼いて一緒に観たりと共通の趣味を満喫しています。
いい年の中年男性2人が子供のようにはしゃぐ姿は、童心に返っていてベストフレンドなんだなと感じます。
しかし、マイケルのがん宣告により、この日々が長くは続かない事に動揺するアンディー。
さらにマイケルからは苦しむ前に安楽死を考えていると言われ、その手助けまでお願いされてしまう。
頭で理解しても心がそれを拒み、やりきれない気持ちになるアンディーの様子と自分の命はわずかで、自ら終止符を打とうと大きな決断をするマイケル。
この複雑な思いの二人をとても繊細で丁寧に描いています。
それゆえとても静かで地味な演出が心情の機微を映し出し、心に刺さる素晴らしい作品になっています。
インディーズ映画だからこその魅力
この作品は批評家に絶賛されており、「物静かで感動的な作品に仕上がっている。主演2人のキャスティングの絶妙さ故に、精巧かつ雰囲気に合った演技を引き出せている。」と言われています。
莫大さ製作費をかけて、派手な演出や有名俳優が勢揃いしたエンタメ映画を普段見ている人からすると、落ち着いたスローなテンポに戸惑うかもしれませんが、じっくりと描く良さを感じていただけたらなと思います。
おまけ
ちなみに、マイケルとアンディーが観ていたカンフー映画「デスパンチ」。どんな作品なのか気になり、カンフー映画好きの知り合いに聞いてみたところ、おそらく『チャッキー・チェンの必殺鉄指拳』をイメージして作中に登場させているのではないか?ということでした。
ピザを用意して『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』を観れば、マイケルとアンディーの仲間入りですね!
オノマトペ