コラム

興味がないものは「いらない」か?

のっぴきならない事情で、どうしてもお金を外部から借りざるを得なくなった時の、名状しがたい屈辱について(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。

世の中、「おおっぴらに報道されないこと」というものがございます。

その辺を保管するのが、昨今ではYouTubeの役割だと、個人的には想います。

しかし、配信者の思想や信条がどうしても入るため、恣意的になるのは痛し痒しだな、と思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「要らないものなどあるのか?」とかいった話です。

言論の自由

さて。日本には、一応「言論の自由」があります。

ゆえに、ネット上には、様々な意見、主義主張が溢れている。

まあ、中には過激すぎたり、あまりに浅い偏見、ないしは思い込みに基づくものもある。

ただ、どこぞの国のように、お上がいちいち検閲に動くことはない。

そういえば、三谷幸喜の芝居の演目に、『笑の大学』というものがあります。

戦時下を舞台に、ある劇団の座付き作家と、笑いが分からない、カタブツの検閲官との、二人芝居です。

それはそれで大変面白いのですが、検閲なんてもんを今のご時世にやらかせば、えらいことになりますよね。

もそっと話がそれるんですが、太宰治の作品。

あれらも、戦時下に書かれた物が多いんですよね。

特に、『津軽』という作品。

これは要するに、太宰本人が、生まれ故郷の津軽地方を旅する。

その道中にあったこと、再会した旧友、あるいは「津軽人の気質」などについて書いた物です。

作中、地形に関する描写などにおいて、結構「国防上の理由」で、あえて省かれているのがしばしばあります。

で、ありながら、この『津軽』という作品は、面白く読み応えがある。

こりゃあ太宰を語るに外せないなあ、と思わせるあたりが、もはやチートレベルです。

話がそれましたが、今のご時世、検閲などない。

よって、誰しもが自分の主義主張を、自由に公開できる。

健全だと思うのですが、時々「それって?」と思う事もあります。

不満にコミットする

この世の中で生きている限り、不平不満のない人間などいません。

それを解消とまでは行かなくてもいい。

ただ、多少でもマシにするのが、メディアの仕事の一つだと個人的に思います。

過去に触れたこともあります。

いわゆる「スカッと系」の娯楽もしかり。

「アイデンティティを固める」系の動画も然り。

世界の「文字通り全て」を知っている人間など、まずいない。

誰しもに「好きなこと」と「苦手なこと」がある。

もっと言えば、「分かること」と「分からないこと」がある。

善し悪し以前に、至って当たり前の事です。

もちろん、この僕もそうです。

「分からないこと、興味のないこと」

それらはあれども、排除しようとは思いません。

で、ありながら

「NHKの受信料は、月100円が妥当」

ある高名な評論家の方が、そんな記事を書いていました。

実は、お名前をド忘れしたんですけどね。

しかし、ちょっとと言うか、かなり頭悪いな、と思いました。

その方の曰く、

「朝ドラ、大河ドラマ、紅白は不要」

とのこと。

……それ、単に「あなたが」興味ないからですよね?

確かに僕も、上記3つを視聴する習慣はないです。

加えて、近年迷走している感がアリアリの、紅白歌合戦。

割と素朴に、その存在意義が疑問だったりします。

ではあれど、どの番組にも、熱心な固定ファンがいる。

加えて、Eテレの番組とか特にそうですけど、質が高い。

それだけのクオリティを維持するには、相応の制作費が必要です。

さらにさらに、NHKのアナウンサー達も、まさかボランティアじゃない。

「税金泥棒!」

今はどうか知りませんが、かつて、公務員への悪口に言われていたようです。

このイチャモンも、悲しいまでに想像力に欠けています。

「公務も立派、かつ難しい労働である」

その認識が、ごっそり抜けているわけですし。

確かに、NHKの受信料というのは、各家庭において、少なからぬ負担でしょう。

好んでNHKを観ない家庭などでは、理不尽にも思えるはず。

その点に、不満を持っている人間も、少なくはない。

そういう事実があるにせよ……

「自分の気に入らないものは、存在そのものを許さない」

もっと言えば、

「自分に関わりのない仕事をする奴は、無給でもいいだろう?」

……心が狭いと言うか、ナメてますよね。

動いているのか?

ご存じの方も多いであろう、放送法。

NHKの受信料に関しては、この法律で定められています。

この法律を改正、ないしは撤廃しよう!

そんな運動、起きたことがあるのでしょうか?

僕も、寡聞にして知りません。

先述の、「NHK受信料は、月100円が妥当」をぶち上げた方。

その方が、草の根レベルでも、そういう運動をしているか?

残念ながら、小耳にさえ挟みません。

「NHKの受信料って、高いよねー」

「けしからんよねー」

そんな、意味のない不満を刺激するだけ。

タチの悪い「エンターテインメント」も、あったもんです。

元気ですね?

僕も、人のことは言えません。

ただ、「無駄に怒りたい人間」が、意外に多いらしい。

それも特に、「理解をする必要がない」ことです。

怒るのって、疲れるんですよね。

みんな元気だな!

そんなまろやかな気分の、残暑。

んじゃまた。

 

文章:フジカワ

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