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どっちにしろラップはしないぜ
MCケロピーの『気まぐれラジオ』!
さあ、始まりました。不定期放送、『気まぐれラジオ』!今回も気まぐれに進めていきます。
最初のコーナー、『正解なんていらないから教えて』。
このコーナーでは、リスナーさんのちょっとした悩みから大きな悩みを、僕ケロピーがなんとなく個人の考えを延べていく、ざっくり言うとお悩み相談のコーナーです。
では早速葉書、読んでいきましょう。ラジオネーム、モリモリさんのお悩み。
「初めましてケロピーさん。私は小学校で教師をしています。
教師による生徒へのわいせつ行為は、今では肩や頭に触れることも該当するそうです。
私は一年生の担任で、膝にも乗られますし、こっちが触らずとも向こうからきて、私も思わずじゃれてしまいます。
ですが、それもわいせつ行為になる可能性が高いのです。私はただ純粋に、生徒たちとふれ合いたいだけなのに。
それに加えて、生徒の怪我などは監督不行き届きとして、教師のせいにされます。
私達が通っていた、あの自由な学校はもう存在しないのでしょうか。何か考えをお聞かせください」
はい、そんなモリモリさんに僕の考えをお答えしましょう。
先生の愛の鞭
生徒に触れるだけでわいせつ行為って、肩を持って励ますことも出来ないし、背中を押して何かに促すことも出来ない、手を引くことも出来ない、頭に手を置いて褒めてあげることも出来ないじゃないか。
それで、文句を言う割りに、なんで助けてくれないの⁈とか言ってくるんだろうねぇ。
あとさ、世の中そんなに歪んだ性癖の人ばかりじゃないと思うけどね。それか、歪んだ人ばかりかもしれない。それを言ってしまうと、僕も先生も親も歪んだ性癖の持ち主ってことだね。
あだ名の禁止も僕はどうかと思ってるんだよ。あだ名=いじめではないでしょう。先生と生徒、お互いがあだ名で呼びあっている場合はどうなるんですか。お互いすごく楽しそうにしている様子を思い浮かべてください。それも止めるのかって。
あと、あだ名って少し防犯になると思うんですよ。コードネームみたいな感じで。あ、これからはコードネームって呼ぼう。スパイアニメも流行ったことだし、そっちの方がよくないですか。
別に暴力を推奨するわけじゃないんですが、拳骨くらいは必要だと僕は常々思っています。痛みを知ることで、生徒同士で起こり得る悲劇を避けられるかもしれない。
殴ってしまったら、瞬時に保護者に電話で謝罪し、トラウマができないようケアすると良いと思います。
大人も子供も、悪事は隠れてするものです
そして監督不行き届きですが、親御さん方は勘違いをしているのではないでしょうか。先生は百目鬼でもなければ、見聞色の覇気使いでもないし、瞬間移動とか出来ない、ただの人間なんです。
先生は一人で約二十人以上の子供を見ているんです。家で数人の子供を見るのとはわけが違います。数人ですら手に余る時があるのに、一人で二十人以上。そりゃ怪我人も時には出てしまいますよ。
ところで、フランスの処刑執行人、サンソンをご存じですか?
ある処刑の日、処刑に時間がかかっているところへ一人の男が野次を飛ばしてきた。早くそいつの首を飛ばせと。サンソンは、その男に仕事を手伝わせると、男は死んでしまった(かなりざっくりした説明なので事実とは少し異なっているが、死んだことには変わりない)。
ここで言いたいのは、そんなに言うのなら自分でやってみろということです。恐らく殆どの人が、処刑と二十人の子供を見るのを一緒にするなと思うでしょう。ですが、どっちもそれなりのプレッシャーがかかるという意味では同じだと僕は思っています。
想像してみて下さい。黒板に向かっている間に大変なことになっちゃって、親から文句を言われる。自分はその時、黒板の方を向いていたと言っても聞き入れてくれない。やってみて分かることもありますから、一日先生とかやってみるといいと思います。
それでも言いたいことがあるのなら、学校に行かせず、自宅で勉強させるといいでしょうね。
と、以上が僕のざっくりとした考えです。
残念ながらモリモリさん、クレーマーというのはいつの時代にも必ず一定数はいます。なので、諦めて信じた通りにするのもいいんじゃないですか。
では、今回はここまで。次回があれば、次回、お会いしましょう。
文章:ぴえろ