昔ながらのやり方に、頑なにこだわる江戸っ子の職人が、失敗ばかりする新入りを見かねて、一言。

「べーろい！　こうでい（拘泥）！」

（挨拶）

と、いうわけで、フジカワです。

気が付けば、両方の二の腕にシミが複数箇所出来ており、いかんともしがたい年齢を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「私的な話だけど、眠れる幸せ！」とかいった話です。

睡眠障害の面倒くささよ

さて。ここをご覧の皆様の中に、同じ症状にお悩みの方がいらっしゃるか？

そこまでは、存じ上げません。

ですが、睡眠障害というのは、厄介です。

数多の心の風邪症状において、最も厄介です。

あくまで、当事者としての僕の見解ですけどね。

なんせ、いかに身体が死ヌルほど疲れていても、ですよ？

マジで一睡もできない。

まどろみすらできないんですから。

この辺は、少し前にこちらで書かせて頂きましたので、よろしければ。

「寝てますか？」

https://happymagazine.net/20230610-45291.html

とにかく、難儀な症状であることには変わりないです。

ただ、納得行かない所が出てきたんですよね。

どこがか？　それは、上記の別記事でも触れています。

要は、眠剤がつよつよ。

なので、かなり早い時間に寝なければならない。

さもなくば、翌朝が起きられない。

具体的には、遅くとも22時ぐらい。

この頃には、一日を「完全に終わらせなければ」ならない。

いや、仕事から帰ってメシ食って片付けまで終わらせて……

それでも、自由時間は結構ありますよ？

しかし、僕は貧乏性です。

もう一声欲しいと思ったんですよね。

なんとか、23時頃まで起きていても大丈夫になりたい。

結論から申し上げると、大変甘い考えでした。はい。

レッツ相談！

さすがの僕も、自己判断で薬は減らせません。

なので、当然のごとく、主治医の先生に相談しました。

僕が今お世話になっている先生は、大変慎重派です。

つまりは、薬に頼りきりなのをよしとしません。

前々回の診察の時でした。

「かくかくしかじかで」と相談しました。

すると、「じゃあ薬を減らしましょう」と、先生が言いました。

そして、あっさり処方が変更に。

就寝前の「フルニトラゼパム（サイレースのジェネリック）1mg」が、0.5mg（半錠）へ。

僕自身、いかに必要とは言え、薬漬けは嫌だなーと思っていました。

だから、当初は喜んだんですよ。

もう一度言います。甘かった。

サッカリン1トン飲むより甘かった。

確かに、寝る前に薬を飲んでも……

これまでのように、強烈に眠くはならない。

いっときは、夜更かしを楽しみました。

どっこい！　いざベッドに潜り込むと！

眠りが浅い！

いや、浅いだけならまだ許せるかもだが！

眠れない夜もある！

逆に聞こうか？

ヘイユー、ちょっといいかい？

完徹、ないしは半徹に近しい状態。

それが、2週間続くんだぜ？

疲れない奴がいるかい？

あるいは、朦朧とした脳味噌で、まともに仕事できるとでも？

OK、OK。若ければ、まだ耐えられるかもしれないね。

そうじゃないなら、どうだい？　アラフィフなめんな？

半徹（あるいは完徹）の連続。

この歳になると、一晩でも致命傷です。

それが続くんですから、疲労はひどい。

倍増以上の疲れとストレス。

心身が耐えきれず、気絶と等しいように昏倒する夜。

その繰り返しです。

健全さとは、少なくとも地球から月までぐらいは遠いと思いません？

……よく持ったよ。自分を褒めて上げたいレベルです。

たかが、されど？

これを書いている日から数えて、この間の火曜日の話です。

また、定例の精神科通院日でした。

いの一番で、先生に言いました。

「フルニトラゼパムを、元に戻してください！」

幸いなことに、あっさりと処方は戻りました。

一安心以上の気持ちで、その日の夜、薬を飲んで就寝。

……翌朝が、明確に違（ちげ）えでやんの。

そりゃもう、感動レベルで。

いや、神に感謝したいぐらいに違う。

小指の先にも満たない、錠剤半分。量にして0.5mg。

こ、こ、ま、で！　違うか！

と、どこか恐ろしくもあり！

まさしく「たかが、されど」でした。

その代わり、ちょっと寝坊したんですけどね。

でも、あえて「そんなもん」と言おう！

眠れない辛さに比べれば、どうってことはねえ！

なお、調剤薬局で薬剤師さんが言いました。

「フルニトラゼパムは、効き目が明確」だと。

つまり、やはりつよつよであるらしい。

そんな薬がないと眠れない事実。

別にいいんですよ。

いかなる手段であろうが、ですよ？

眠れないよりは万倍、億倍以上マシなんですから。

何が言いたいのか？

皆様、身体は大事にしましょう。

とりわけ、睡眠時間はケチらない！

と、声を大にして言いたい。

しばしば言っている気がしますが、再度。

加齢には、特に注意！

気持ちは若いつもりでも！

そうは問屋が卸さないという、残酷な事実！

もちろん、TPOがあります。

それは、なんぼ僕でも分かってますよ？

ただ、疲れたなら、無理をせずに休みましょう。

残念ながら、僕は昼寝ができません。

ぐーたらと寝て過ごす休日、というのに憧れる。

ただ、できないもんは仕方がない。

しかし、できる方々は、率先してやるべきです。

世の中には、厳然と存在しているんですよ。

「眠れる幸せ」ってやつが。

それに気付かない人が多いだけです。

「当たり前」の事ほど、実は「希有」。

これが、皮肉な世の真理かと。

僕は僕なりに、皆様の健康をお祈り申し上げます。

んじゃまた。

文章：フジカワ