コラム

学校行け?嫌じゃ

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.

義務付けられると何でも嫌になる

突然だが、著者は学校が嫌いだ。

友達いないし、授業は興味ないし、勉強嫌いだし、牛乳嫌いだし、なんか義務付けられているし。

こんなに嫌いなのに毎日登校。そして冬になると自分たちは半袖半パンの体操服。それに引き換え先生たちはあったかそうな上着を着ている(マラソンのシーズンのみ)。

それが火に油を注ぐというか、なんというか。まあ、軽く殺意を抱いてしまうな。そういう理由で学校が大嫌いだ。

最近は無理して行くことないとか言うが、よっぽどのことがない限りそんなこと言われないので結局は嫌いな場所に行くことになるのだ。

こんな学校があったらいいな

著者の理想的な学校は、色んなジャンルの本があって、楽器も図工の道具も揃っていて、色んな動物もいて、ある程度の電子機器もあって、スポーツ用品もある場所で、特に強制することなく、好きな時に好きなことをできるという学校とは別の施設だ。なんとなく寺子屋のような場所をイメージしている。

これのどこがいいって、好きなことができるというのが最大の利点だろう。しかも年齢とか関係なく。例えるなら、おばあちゃんの家に行く感覚で行けるというのもいい。

あと、強制していないので、好きに学べる。

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例えば、小学校入学前の子どもが昆虫の図鑑を見て昆虫に興味を持つ。最初は写真だけで楽しんでいたが、今度は名前を覚えたくなる。

だが、字は読めないので周りの大人に少しずつ教わる。名前の次は生態などを知りたくなり、図鑑を自然に網羅し、今度は捕まえに行く。

そして飼育し、死んでしまった個体を解剖。最終的には学者などの専門家になるのだ。

まあ、最初の写真を見るという段階で何か観察力的なものが身につくと思う。何度も見ているうちにその昆虫の特徴を覚えるなどして記憶力も上がりそう。

だが、知識が傾きそうだ。

著者は色んなものに興味を持つ。生物、歴史(特にヨーロッパ)、病理学、薬学っていうか毒etc.。と色んなものにある程度のマメ知識を持っているが、知っていて当たり前のことは全然知らなかったりする。

だが、知識が偏ってしまってもなんかこっちの方が普通の学校よりも何倍もよさげだ。現実的に考えるとほぼ不可能かもしれないが、考えるだけでワクワクする。

そしてこの施設のモットーは、教えることではない。考えさせることだ。そうすることで、想像力が育ち、ついでに洞察力なども身につくかもしれない。

日本人は何でも教わろうとしてあまり考えることをしない。それに比べイギリスでは考えさせる教育をしているらしい。

なるほど、そんな教育をしているからホームズみたいなエキセントリックな人物が生まれるのか(コナン・ドイルの時代からそんな教育をしていたのかは知らんし、それとホームズに関係があるのかも知らん。ただ、ホームズだったら、興味のある物は自分で調べていそうだ)。

これをクリアすれば大雑把に言うとすごい人になれるかもしれない。

ユートピアな学校

各々が勝手に好きなことをするので、なんかいじめとかも少なそう。比べ合う必要もないので、あいつは俺より下とかは少なくともないと思う。

それでもいじめがあったら、容姿ややり過ぎたいたずらなどがきっかけになるかもしれない。てか、いじめの原因なんて一つじゃないからわからん。

仮にいじめがあっても義務付けられていないので無理に来ることも無し、借りたい物があれば借りればいい。

遅れてるなんて意識も別に持つ必要も無し、義務じゃないから。マイペースに夢中になればいい。

こんなに最高な場所を嫌いになる子どもがいるだろうか。いないと思う。

勿論寝たい時に寝てもいいし、食べたい物があれば食べればいい。ただ、著者が管理者なら、掃除だけはしてほしい。

そんな施設、実現するといいな。

 

文章:ぴえろ

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