コラム

『自分らしさ』を求める風潮の中、『みんな同じ』を強制してくる社会の矛盾

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.

これからは『個性を大切にする時代』と言いながら・・・

だいぶ容認されてきましたが、服装が奇抜だったり髪色がカラフルだったりネイルが派手だったりたくさんピアスが開いていたりすると、好奇の目で見られ「風紀が乱れる」や「社会人らしくない」と言われますね。

『みんな同じ』にしようとする『規則』

最近の学校教育は「自分の意見を言えるようになろう」という方針のようです。

全ての学校がそうではないかもしれませんが、小学校では発表の時、答えがわからなくても手を挙げ、当てられたら起立し、「わかりません」と言って着席していました。

最初にこの光景を目にした時、生徒がふざけているのかと思いましたが、答えが わかる・わからない ではなく、手を挙げて自分で言葉を発することが大事だそうです。

授業でディベートを行い、社会人になる前に『自分の意見』を主張できるように練習しておく学校もあるそうです。

内面的な個性を伸ばそうとする一方で、筆者が腑に落ちないのは、『校則(社内規則)』です。

筆者は個人的に、学生服はジャージでいいと思っています。

成長期に購入しなければいけない学生服は、人によっては卒業までに買い替えが必要になりますし、かなり個人的な意見ですが動きにくく着心地の良いものではありませんでした。

社会人の方の中には「制服はあった方が楽」と言う方もいらっしゃいますので、ここでは何も述べません。

髪型は男子は耳に髪がかからないように女子は肩につく髪はゴムで結うこと(ただし、ゴムの色は黒か茶)、靴下と靴は白、髪を染めてはいけない・パーマをあててはいけない、ピアスを開けてはいけない・・・

いけない、いけない、いけない・・・・・・・・・・

ハッキリ言って靴下なんて何色でもいいと思います。

税金をはじめ、衣食住全ての生活費が高騰しているのに給料は上がらない中、学校指定の高い靴下より何色でもいいから安い靴下を履かせてほしいです。

靴下の色が授業の妨げになりますが?髪の色が仕事に支障をきたしますか?

LGBT問題もありますし、男子も肩につく長さなら結べばいいのではないですか?

髪を結ぶゴムの色なんて何色でも良いと思います。

要は、授業の妨げになったり危険が伴ったりしない限り、校則(社則)でガチガチに縛る必要はないと思います。

爪が長くゴテゴテのネイルアートをしている医師と、たくさんピアスをした看護師に手術をされるのは怖いです。

「体内にネイルストーン落ちないよね?ピアスを体内に落とさないよね?」と。

筆者の個人的な意見ですが、他人と自分に危険がなく『学生・社会人らしくない』という『見た目』だけの問題であれば、そんなに目くじらを立てることないのに…と思います。

まとめ

「ここは日本だから」と言う人が必ず出てきますが、いつまでも考え方を変えない人が、自分の個性を大事に生きようとしている人をイロモノ扱いしているように感じます。

学業も仕事も大事にしながら、今はYouTubeなどで有名になりたいと自己プロデュースできる時代です。

外見的に『自分の好きなようにすること』に対してもっと好意的な社会になれば良いと思います。

 

文章:天蔵

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