福祉・医療

配偶者のいる障碍者はA型作業所、B型作業所、就労移行などを利用しにくくなることもある

 配偶者のいる障碍者はA型作業所、B型作業所、就労移行などを利用しにくくなることもある

 

配偶者のいる利用者は、配偶者のいない利用者と比べると、A型作業所などを利用しにくくなることもあります。理由を書いていきます。

 

 配偶者が一定以上の収入を得ていると、利用料を払わなければならない

 

障碍者施設の利用料は、配偶者の給料によって変わります。配偶者に一定以上の給料があった場合は、利用料を納めることになります。

 

 1カ月の最大利用料は37200円

 

A型作業所で一カ月にもらえる金額は、7~8万円前後であることが多いです。37200円の利用料が発生したとすれば、半分の金額を失ってしまいます。収入を時給換算にすると、400円前後まで減少してしまいます。

 

B型作業所、就労移行支援なども影響を受けます。収入の高い人には、利用しにくい場所であるといえるでしょう。

 

 利用料の高い障碍者はどうしたらいいのか

 

利用料を払っていると、雇用保険よりももらえる金額は少なくなります。1年間だけ通所して、雇用保険を受給してもよいでしょう。

 

福祉施設を利用するのではなく、一般就労するのもありです。一般会社就職なら、利用料はかかりません。

 

 最後に

 

利用料の仕組みをきっちりと理解してから、福祉作業所に通所するようにしましょう。

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/28014928767/1d4566a65c/

 

 

関連記事

  1. 健常者と障碍者はlose-loseの関係になりやすい
  2. 障碍者は身の丈にあった仕事を探そう
  3. 就労移行を利用したほうがよい障碍者
  4. 広井良則『持続可能な医療─超高齢化時代の科学・公共性・死生観』(…
  5. 障碍者だからといって人生を諦めないようにしたい
  6. 障碍者支援で思うこと
  7. ハンデを抱えたことを嘆かないように(ピアノ)
  8. 就職率の高い就労移行支援事業所(B型作業所併設)の紹介

おすすめ記事

『日々の生活』―自由の生活が出来るのはありがたいことなんだよ―

普通の生活が…どれほど…大切だったかと……

e-ラーニングで障碍者向けのプログラムを学べる

  eラーニングにて、障碍福祉事業者向けの研究プログラムを提供している会社がある。パ…

薬等の離脱症状になると、どの様な感じになるのか:解説と対処法

 離脱症状とは、薬やアルコールやカフェイン等の嗜好品等の使用を、急に「止めたり減らし…

個性の強い障碍者に読んでほしい、志村けんの名言

 今回のメッセージは、少数派の障碍者に対するものです。多数派の人間(健常者)はこの時…

JR『福知山駅』:北口周辺散策案内

 京都府の北部にある、古くから栄えていた城下町の福知山。 その中心部を通る「JR…

新着記事

PAGE TOP