A型作業所は親会社が経営している、黒字化できるほど商売繁盛している、黒字化できる利用者だけを集めているところ以外は、原則として赤字経営です。
どうしてそうなっていくのかを書いていきます。
軽作業はお金にならない
簡単な軽作業をしたとしても、1時間で100円くらいにしかなりません。時給850円以上を払うと、完全な赤字です。黒字化するためには、専門的な能力を必要とします。
利益につなげるところに力を入れると、知的障碍者などは雇えなくなっていくでしょう。経営基盤のないA型事業所=一定以上の能力を持つ利用者だけになっていくと思われます。
商売はリスクが大きく、簡単に手を出せない
素人同然の事業所が商売をしたとしても、成功する確率はかなり低いです。事業に失敗したときは、事業所の倒産は避けられないでしょう。
過去に事業に手を出そうとして、倒産した作業所はたくさんあります。スキル不足でビジネスをすると、会社倒産につながっていきます。
一流の営業能力を持つ支援員を雇わなくてはならない
A型作業所では支援能力よりも、営業力を重視されるようになっていくかもしれません。10年後、20年後には、支援員は営業のプロだけということもありそうです。
最後に
利用者の給料だけで、運営していくのは至難の業です。赤字の事業所のほとんどは、今後も赤字経営を続けていくと思われます。
文章:陰と陽
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