『山陽電気鉄道網干線:「夢前川駅」と周辺紹介』
山陽電鉄網干線の夢前川駅は姫路市広畑区東新町3丁目148にあり、播磨灘に流入する川のうち主に大きな5つの川(播磨五川)の「夢前川」のほとりにある地上駅で、プラットホーム2面、線路2線の構造をしています。
駅北側には住宅街になっていて、駅南側には国道250号線が東西に走りロードサイド型商業施設が立ち並んでいます。
駅から北西に約660mの所、姫路市広畑区本町3丁目583に造り酒屋の「田中酒造場」があります。
田中酒造場は1835年(天保6年)創業した酒蔵で、もろみを搾る最古の方法「石掛け式天秤搾り」で酒造りを行っています。全国新酒鑑評会で金賞を何度も取った『大吟醸 白鷺の城』や幻の酒米『亀の尾』を磨きに磨いた『純米大吟醸 亀の甲』 や『純米酒 名刀正宗』醸造されています。
駅から北に夢前川を渡って約760mの所、姫路市飾磨区英賀宮町2-70に「英賀神社(あがじんじゃ)」があります。
英賀神社の主祭神は英賀彦神(あがひこのかみ)と英賀姫神(あがひめのかみ)の2柱の夫婦神で創業経営や夫婦円満にご利益があるとされています。英賀彦神と英賀姫神は奈良時代の『播磨国風土記』や平安時代の『三代実録』に記載があり、神名が地名になっている非常に珍しい例でこれら事から播磨地方屈指の歴史の深い大社である事が分かります。
文章:北山南河
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