旅・スポット

『しょう油』と『素麺』の町:『兵庫県たつの市』、揖保川の周辺を案内

 

 出雲街道が通り、龍野藩の城下町として栄え、今も、しょう油と素麺の『揖保乃糸』で、全国的に有名な兵庫県たつの市を『JR本竜野駅』を起点に紹介します。古い城下町で車道は広くても片道1車線で、交通量も多く歩道も狭いので、鉄道を使って行き、現地では徒歩がお勧めです。

 

揖保川までの案内と見所

 新幹線が停まるJR姫路駅から姫新線で4駅目に、JR本竜野駅があります。駅舎西側の1階の『たつの観光案内所』には、観光案内パンフレットと特産品のしょう油等の土産物があります。隣の『赤とんぼプラザ』では、喫茶が出来て『しょう油アイスクリーム』が楽しめます。

 

 西口を出て駅前ロータリーに出て左側に交番、そのまま進むとレンタサイクルの「たつのめぐリン♬」があります。

 

 ロータリーから県道14号線を西に進んで2つ目の交差点を越える辺りで、右側に『ヒガシマル醤油』の工場や本社等が見えます。工場・プラントマニアにおすすめで、申し込めば工場見学も出来ます。

 

 さらに少し進むと、左側に『兵庫県手延素麺協同組合』があります。揖保乃糸の看板と銅像と石碑が建っています。

 

 そのまま道なりに進んで、信号のある交差点を右に進んで国道179号線に進んで行くと、揖保川が見えてきます。揖保川のほとり、竜野橋の手前にラーメン店『桃栗三年柿八年』とカフェ『ガレリア・アーツアンドティ』があります。両店とも揖保川を眺めながら食事をすることが出来ます。

 

竜野橋を渡って城下町

 橋を渡って振り返ると、ヒガシマル醤油のタイル張りの工場の壁面が一望できます。橋を越えると、城下町らしく寺社仏閣が沢山あり、白壁と黒板壁の街並みを楽しむことが出来ます。

 

 竜野橋から直進すると、右側に『宮本武蔵』ゆかりの寺『龍野御坊圓光寺』があり、そこを少し進むと、左側に『たつの市立龍野図書館』と古本屋の『ねぶたや書店』があります。

 

 道をそのまま進んで、突き当りを右に進むと、右手に『龍野中央公民館前公衆トイレ』があり、その少し先の左手に『多世代交流カフェ旧中川邸』があります。旧中川邸は、大正時代に医院だった洋館をカフェに改装した物で、洋館で和庭園を観ながらカフェやランチを楽しめる場所です。

 

 旧中川邸の前の道を北に進んで交差点を右に行って進むと、白壁と黒板壁につながって洋館がまた現れます。これが『うすくち龍野醤油資料館』で、しょう油造りの歴史が分かりやすく展示解説されています。敷地内に醤油蔵ギャラリーがあり、ギャラリーでは『山下摩起』の日本画を鑑賞できます。本館は外観が洋館だが木造建築という所が面白いです。入館料10円。

 

 うすくち龍野醤油資料館の前を、更に東に進み交差点で左に曲がり、水路がとなりにある小路を進んで東門橋まで行くと『醤油の郷大正ロマン館』があります。大正ロマン館も洋館でうすくち龍野醤油資料館の別館になっています。しょう油や素麺等の地場産業紹介や企画展を行っており、地元特産品カフェとショップも併設されています。

 

観光に役立つこと

 城下町の中に公衆トイレが5ヵ所あり、その他にたつの市立龍野図書館とたつの市中央公民館にもトイレがある上に、更に入館料10円のうすくち龍野醤油資料館にもトイレがあるので、お手洗いに困ることはあまりないでしょう。

 

 城下町の中に飲食店が多く、特に古民家改装カフェを始めとした喫茶店が多いので、観光中の一休みに困りません。

 

 JRは通勤・通学時間帯以外は1時間に2本程度で終電は10時台です。旅館が複数あります。

 

  今回紹介した以外にも、城下町の内外に観光名所が沢山あります。

 

文章:北山南河

 

画像提供元 https://foter.com/f5/photo/30654046073/28317462e5/

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