友人宅で起きた話。
夜、幼子を寝かしつけていました。
ようやく寝入ったと思っていたら、しばらくして目を覚まし、
「隣に怖いおっちゃんおる!」
と騒ぎます。
悪い夢でも見たのだろうと、
「早よ寝―や、その怖いおっちゃんこっちくるで」
と言って、寝かし付けました。
翌日になって、お隣に泥棒が入ったことを知りました。
その夜、お隣さんは親戚の家にお泊りに行って、家を空けていたそうです。
数年後、ふとそのことを思い出し、なぜ隣に泥棒が入ったことを知ったのか訊ねましたが、本人は全く覚えていなかったそうです。
文章:百百太郎
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