人生

自分の心の中にある「悪の生命」

 

人には愛するという心と憎むという心が同居しています。

 

善の心と悪の心です。

 

極悪の提婆達多にも善の心である仏界が具わっています。

 

それは十界互具の法理に裏付けされています。

 

生命には十界が具わっており、その十界それぞれに十界が具わっているのです。

 

これが十界互具という法理です。

 

十界とは、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界です。

 

そのそれぞれの界に、また十界が具わっているという事です。

 

これは、一つの界に縛られているのではなく、地獄の衆生にも、菩薩などに変われるという事です。

 

たとえ地獄界にあろうとも、仏界を現せるという事です。

 

これほど希望に満ちた法理はありません。

 

しかし人には極悪の命も具わっているのです。

 

だからこそ、人を善にしていく行動が要請されているのです。

この世の不幸をなくすために。

 

人は、一人で生きているのではありません。

 

人は、社会で生きているのです。

 

犯罪を犯す人は、悪いのは当然ですが、それは、そういう人を作ってしまった社会にも思いを馳せなければならないと思うのです。

 

もっと、その犯罪を犯してしまった人を、犯罪に走らせる前に何かできなかったのかと。

 

その社会の病理であると言えば、言い過ぎでしょうか?

 

一人一人が、もっとお互いを思いやることが必要ではないかと思うのです。

 

それには命を浄化するしか方法はありません。

 

 

文章:シャーペン

 

画像提供元 https://foter.com/d/d.php?f=https%3A%2F%2Flive.staticflickr.com%2F6233%2F6358034443_920bb0df01_c.jpg&s=9cf9e04ad4eefa4dd5a04820ecd6c794

関連記事

  1. 一切法は皆これ仏法なり
  2. 人間の苦しさの大半は自業自得
  3. 現実を捻じ曲げながら生きていく
  4. 乃木坂の詩
  5. 上手な時間の使い方 『至福の時』
  6. 初恋の人とはなかなか結ばれない
  7. 人間は出会った瞬間が一番楽しい
  8. 人生はすれ違いの連続

おすすめ記事

『吹奏楽部に憧れた』―吹奏楽のあのメロディーが何とも言えない―

【吹奏楽】に憧れがあった。皆で毎日練習する日々……

自分のやり方を模索してみよう【障碍者編】

 広汎性発達障碍者の仕事が長続きしないのは、一般人の方法を真似するのは難しいから。障…

2023年3月場所の成績を元に、十両、幕下の入れ替えは誰になるのかを予想

出典:Photo credit: variationblogr on VisualHunt.com…

JR『福知山駅』:北口周辺散策案内

 京都府の北部にある、古くから栄えていた城下町の福知山。 その中心部を通る「JR…

発達障碍で障碍者手帳を取得するまでのプロセス

 発達障碍の診断方法について疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。今回はどの…

新着記事

PAGE TOP