「長所を伸ばす心理学『楽観主義は自分を変える』」鈎 治雄【著】より
「楽観主義」で人生が変わる(第一章)
本当にそうなのか?
アメリカ心理学会の会長を務めたセリグマンは、悲観主義者の「悪い出来事」に対する心の持ち方について三つの視点について言及しています。
一つ目は、「永続的」であるということです。
これからもずっとこのような状態が続くだろうと考える心の持ち方です。
二つ目は、「普遍的」であるということです。
何をやってもうまくいくはずがない、どれも皆同じだという考え方です。
三つ目は、「内向的」であるということです。
悪い事の原因をすべて自分にあると考える心の持ち方です。
と。
逆に楽観主義者は、その反対で「一時的」、「特定的」、「外交的」であると指摘しています。
しかし、楽観主義は万能薬ではない、とも言っています。
けれど、楽観主義的な考え方は、人間の知性や賢さを援助していく上で、なくてはならないものであると述べています。
「悲観主義的」な生き方を選ぶか「楽観主義的」な生き方を選ぶかは、一人ひとりにかかっています。
なので「楽観主義」で人生をポジティブに明るく変えていこう。
一言付加えておきますが、楽観主義とは、物事を甘く考えるということではありません。
他にも「心を豊かにするためのワンポイントアドバイス」や「『ストレス社会』をどう生きるか」、「人間として生きる」などが書かれています。
詳しい内容をお知りになりたい方は、本書をお読みくださいませ。
これからの人生にきっとお役に立ちます。
一度しかない自分の人生を大切にしたいのなら。
文章:シャーペン