コラム

「努力=苦しい」から離れる

 

この世に生をうけたら、とにかく頑張らないといけないと教えられます。

 

頑張らないと、あとあと苦しいことが待っている、などと脅されたりもするかもしれません。

 

実際、何もしないでじっとしていて食べるものがやってくるわけはなく、空腹という苦しみが襲ってきます。

 

というわけで、あちこちを行ったり来たりすることになります。

 

頑張るのは苦しみを和らげるためと言えます。

 

ところで、「努力=苦しい」と思っていると、頑張ることが苦痛で仕方なくなります。

 

すると、苦痛を和らげるために苦しむという、訳の分からないことになります。

 

この構図から離れるには、「努力=苦しい」から「努力=楽しい」へとジャンプすることがカギになります。

 

そうすれば、頑張ることが苦痛でなくなります。

 

そのためにどうすればいいか。

 

自分のやりたいことややらなければならないことをよく観察しましょう。

 

ひたすらしんどいのを我慢しなきゃいけないことや、反対に、時のたつのを忘れるほど没頭することがあるでしょう。

 

わたしがあることを練習していたら、その姿を見た知人に、「しんどない?」となかば呆れ顔で言われたことがありました。

 

その人にとっては、私の練習が苦行にしか見えなかったのでしょう。

 

大事なのは、ストイックに苦しむということではなく、苦しいことは苦しいけれども、

「ほんとのところ楽しい」ということです。

大雑把にいって、楽しめることというのは得意なことや他人に褒められたことのあることだと思います。

 

そんなのないよ、という人も、よおく過去を振り返ってみてください。

なにか楽しかったことや褒められたことがあるはずです。

それが、努力を楽しめることなのだと思います。

 

文章:増何臍阿

 

画像提供元:https://foter.com/f6/photo/9856419694/ae7078cd37/

関連記事

  1. 時間はお金で買えるのか?
  2. ショートショート『雪の日の幸運(幸せはどこに待っているかわからな…
  3. がんばるコンビニ
  4. 『ストレス』と共に生きる
  5. 課金は塵も積もれば山となる
  6. エッセイ:『Dad’s complaints(おじさ…
  7. 小川寛大『南北戦争 – アメリカを二つに裂いた内戦』…
  8. スピリチュアルなDIY!

おすすめ記事

踏切の遮断機はどうして「黄色」と「黒」?

踏切の遮断機は「黄色」と「黒」のしま模様ですよね。なぜ「黄色」と…

十両と幕下の入れ替え戦

 大相撲においては、十両と幕下における入れ替え戦を行うことがあります。そのことについ…

短編小説『利用されているのに、未来に期待する愚かな男』

 妻からあなたはお金を持ってくることしか価値がないといわれた。 現実はそうだとし…

毒電波様には逆らえない

夜の7時半になるとコーヒーが飲みたくなる現象に、名前を付けたいです(挨拶)。と、いうわけで、…

もっと本を読もう! もっと活字に触れよう!

「読書離れ」、「活字離れ」が言われて久しいが、動物の中でも人間だけが言語を持っている…

新着記事

PAGE TOP