大相撲においては、十両と幕下における入れ替え戦を行うことがあります。そのことについて書いていきたいと思います。
入れ替え戦の意義は非常に大きい
入れ替え戦に勝利した力士は翌場所の給料(賞与含む)、個室生活などといった恩恵を与えられます。それに対し、敗北した力士は無給かつ集団における生活を余儀なくされます。勝てば天国、負ければ地獄の一番です。
入れ替え戦は13~15日目に組まれる
十両から陥落する可能性のある関取、幕下から十両にあがれる可能性のある力士の直接対決が組まれます。幕下の力士にとっては、自分で関取にあるチャンスを与えられるため、納得しやすいといえるでしょう。
2021年の5月場所では千秋楽に常幸龍と矢後の一番が組まれた
千秋楽において東7枚目で3勝11敗だった常幸龍、西幕下筆頭で3勝3敗だった矢後の対決が組まれました。常幸龍が勝利すれば十両残留、矢後が勝てば再十両という大一番でした。矢後が直接対決に勝利し、再十両を確定させました。
まとめ
自分の生活を左右することになる一番は、幕内の優勝決定戦以上に緊張感があるかもしれません。どちらも悔いのない相撲を取ってほしいと思います。
文章:陰と陽
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